【花の香の武士 新選組伊東甲子太郎伝】
インフォメーション
題名 | 花の香の武士 新選組伊東甲子太郎伝 |
著者 | 頼 達矢 |
出版社 | – |
出版日 | 2021年10月 |
価格 | 300円(税込) |
登場人物
・伊東甲子太郎(伊東大蔵)
主人公。新撰組に誘われ、その後日本を変えるべく奔走する。
・近藤勇
新撰組局長。自分たちと意見は違えど、伊東のことを立派な人物だと認めている。
・土方歳三
新撰組副長。伊東とは意見が食い違うことが多い。
・藤堂平助
伊東を新撰組に誘った隊士の一人。
あらすじ
※一部、ネタバレを含みます。
※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。
新撰組への誘い
ある日伊東は、藤堂平助から、新撰組への入隊の誘いを受ける。
時はかの有名な「池田屋事件」が起こった直後で、その名をとどろかす新撰組が尊皇攘夷を掲げる仲間であるか、伊東は興味を持つ。
そして、新撰組へと赴いた伊東は近藤と話をし、入隊を決意するのだった。
いざ新撰組へ
新撰組へと入隊した伊東は、様々な人と交流する。
剣士として名をはせる沖田総司や、近藤の優秀な右腕・土方歳三など、名のある剣士たちに囲まれながら伊東は日々を過ごしていた。
そんな中、母が倒れたという知らせを聞いた伊東は一時故郷へと戻る。
しかし、その知らせは、妻のうめが伊東に帰ってきてもらいたいがための嘘であり、事実を知った伊東はうめに離縁を言い渡す。
様々な人との離別
うめとの離縁後、隊内でもいくつか離別があった。
それぞれの思想が錯綜し、段々と新撰組の在り方に疑問を持つ伊東。
伊東の心が新撰組から離れていっていることを近藤や土方も感じ取っており、両者の間に緊張感が走る。
決裂
そんな中、伊東は薩摩藩の男と接触する。
そして、伊東は新撰組からの脱退を考え始め、周りの仲間にもそれを伝える。
驚いた仲間たちだったが、伊東の考えに賛同する者は多く、新撰組内部には不穏な空気が漂っていた。
長崎へ向かう伊東
新撰組との関係に悩む中、長崎へと渡った伊東。
そこでオランダ人のフルベッキという男と出会い、外国と日本が戦ったらどうなるかなどを尋ねる。
そして、その歴然とした力の差に戦き、今の新撰組では自分の掲げる尊王攘夷は成し遂げられないと思った伊東は、新撰組からの脱退を決意する。