【発達障害の人が見ている世界】
発達障害の特性は大きく2種類ある。
それはADHDとASDで、片方の特性をもつ人もいれば併発する人いて様々である。注意欠陥やコミュニケーション障害などの症状は生まれつきの脳の先天的な特性が強く、自覚して克服するのは至って困難である。また、発達障害の要因にその人自身の性格が関与するわけではない。
発達障害の方全般に見られるのは、言葉の裏が読み取れないことが多く、自覚しづらい傾向がある。ADHDでは、遅刻や同じミスをしやすいなど自覚しやすい。ASDでは同じ作業をするにしても苦にならない。前者は、活動的な人が多いので実業家や起業家に向いている。後者は、同じルーティンになりやすい研究者や職人に向いているなど、それぞれの特性を生かすことは可能である。
たとえ発達障害であっても、自分の強みである特性を生かせる環境を見つけることができたら良いのである。さらに、時間がかかるかもしれないがお互いの理解が進めば、彼らが生きる世界を尊重するも可能である。