【2030年の未来マーケティング – 暮らし・仕事・学びが変わる!「個のデザイン」の時代へ -】
インフォメーション
題名 | 2030年の未来マーケティング – 暮らし・仕事・学びが変わる!「個のデザイン」の時代へ – |
著者 | 石田秀輝(いしだ・ひでき) |
出版社 | ワニ・プラス |
出版日 | 2022年3月22日 |
価格 | 1760円(税込) |
SDGs(持続可能な開発目標)達成期限の2030年まで、残された時間はあとわずか。社会問題を解決しながら儲かる商品・サービスを開発しよう!
5G、自動運転車、AI……。テクノロジーの進化が絶対善だったのは過去のことになり、これからはライフスタイルの変容がイノベーション(新しい価値創造)を牽引する時代です。今、求められているのは、ライフスタイル・オリエンテッド・イノベーションであり、企業のサステナビリティ〈稼ぐ力〉と社会のサステナビリティ〈社会課題〉を同期させるサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)なのです。
コロナ禍での2年間にわたる調査の結果見えてきた、2030年の未来に求められる心豊かな暮らし方・働き方・学び方を分析し、具体的なライフスタイルや社会デザインを提案。来るべきカーボンニュートラル時代に必要なビジネスのヒント満載!
引用:ワニブックス
ポイント
- ライフスタイルをかえることで、それに必要なまったく新しいテクノロジーやサービスが生まれる。それが、環境と経済を両立させる、おそらく唯一の手段なのだ。
- 「個のデザイン」という「横並び」ではなく、「自分たちの想いを優先する暮らしのか・た・ち」という、新しい概念が生まれた。個で暮らしをデザインし、個で仕事をデザインし、個で学びをデザインするという価値観が生まれたのである。
- 今、直面している地球環境問題などの「排除できない制約」をしっかり認識し、そこからあるべき未来を描くという、バックキャスト思考を取り入れる必要があるのだ。
サマリー
今、何が問題なのか?
日本はバブル崩壊後の30年間、経済は成長せず、賃金もほぼ上がらない。
一方、地球環境は劣化を極め、文明崩壊の危機に陥っている。
まさに、地球環境と経済システムという双子の限界を抱え、社会は閉塞し未来への夢を描けず、結果として少子化が進み、さらに高齢化、人口減少の悪循環にハマっているのだ。
我々はテクノロジーやサービスにすべてお任せする依存型社会にどっぷり浸かり、「自分だけが豊かであればそれでよいのだ」という暮らしの積み重ねをしてきたことが今の状態を招いてしまった。
テクノロジーでイノベーション(新しい価値創造)は起こらない。
ライフスタイルがイノベーションを牽引するのだ。
今、求められているのは、ライフスタイル・オリエンテッド・イノベーションである。
まず、ライフスタイルをかえることで、それに必要なまったく新しいテクノロジーやサービスが生まれる。
それが、環境と経済を両立させる、おそらく唯一の手段なのだ。