【やり抜く人になるための戦略書】
インフォメーション
題名 | やり抜く人になるための戦略書 |
著者 | 伊庭 正康 |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2023年5月16日 |
価格 | 1,650円(税込) |
「自分は生まれつき意志が弱いから、何をやっても続かない」
そう思って落ち込んでいるあなたに朗報です。
意志が弱くても「やり抜く人」になれる方法があります。
そもそも、なぜ人は続けられないのでしょうか。
・面倒くさいから/苦痛だから
・飽きっぽいから
・忙しいから
・相手に嫌われないか心配だから
心あたりがある方も多いと思います。
何かの理由で続けられないのであれば、
その原因をなくせばいいのです。
例えば「面倒くさい」「飽きっぽい」という
理由で続かない人におススメなのが「TKKの法則」です。
詳しくは本文でご紹介しますが、簡単に説明すると
T → たのしく
K → かんたんにする
K → 効果を確認する
という意味です。
たしかに、楽しくやれれば、「面倒くさい」「飽きっぽい」はなくなりそうです。
「それができないから苦労している」
そういう声も承知しています。
仕事を楽しくするファーストステップとして重要なのが、
「何のために」続けなくてはいけないのかを見直すことです。
ここで、ある逸話をご紹介します。
ひたすらレンガを積む仕事をしている3人の職人に
「何のためにレンガを積んでいるのか」と問うたところ
3人は別々の答え方をしました。
職人A「親方から命じられてレンガを積んでいる」
職人B「レンガを積んで塀をこしらえている」
職人C「多くの人が祈りに来る教会を作っている」
AやBの答えであれば、飽きてしまっても仕方ありません。
しかし、Cのように俯瞰して自分の仕事の意義を見出せば、
「続ける」ことが苦にならないのではないでしょうか。
T(楽しく)以外の、K(かんたんに)、K(効果を確認する)については、
本文で詳細にご説明していますので、ぜひご一読ください。
レンガの話でもわかるように、ちょっとした心がけ一つで
「やり抜く人」にぐっと近づけます。
本書では、心理学に基づいた次のようなメソッドをご紹介しています。
・やりたくないことをやりたいことに変える方法
・「やり抜く」ための心の持ち方
・スランプの打開策
・弱気になったときのメンタル克服法
こうした内容は、すべて、意志の強さ、根性、努力などと
関係なく、誰でもできる方法としてご紹介しています。
大事なのは「仕組み化」「習慣化」なのです。
本書をお読みいただき、そのメソッドを実践すれば
どんな性格の人であっても
「やり抜く人」になれることをお約束します。
引用:アスコム
ポイント
- 大事なのは「仕組み化」「習慣化」であり、どんな性格の人でも「やり抜く人」になれるのだ。
- 「最上位の目標」、つまり自分にとって究極の関心とも言うべき目標を先に決めてから、細かな目標を立てることである。
- 「あきらめずにやり続ける」をラクに習慣化できるための必勝法がある。心理学や経営学など国内外のさまざまな知見を研究していく中で発見した法則で、名付けて「TKKの法則」だ。
サマリー
はじめに
長続きしないのは、「意志が弱いから」だと思っていないだろうか?
本書では、心理学に基づいた次のようなメソッドを紹介する。
・やりたくないことをやりたいことに変える方法
・「やり抜く」ための心の持ち方
・スランプの打開策
・弱気になった時のメンタル克服法
こうした内容は、すべて、意志の強さ、根性、努力などと関係ない。
大事なのは「仕組み化」「習慣化」であり、どんな性格の人でも「やり抜く人」になれるのだ。
著者自身、かつては「続けられない人」だった。
20代のころ、営業マンでありながら人見知りの傾向があり、お客さんのところに行くのが苦痛で仕方がない時があった。
それでも、自分なりに研究を続け、できる先輩の行動を分析し、試行錯誤を重ねるうちに、人見知りな自分でも訪問を「続ける方法」を身につけることができたのだ。
そのうちに徐々に成績も上がりだし最終的には、当時の会社で全国表彰4回、社内表彰40回以上受けるまでになれた。
何しろ人見知りなので、営業マンの才能に恵まれていたわけではない。
うまくいった唯一の理由は、「やり抜く人」になれたからだ。
そして、「やり抜く人」には誰でもなれるのである。