【楽天で学んだ「絶対目標達成」7つの鉄則】
インフォメーション
題名 | 楽天で学んだ「絶対目標達成」7つの鉄則 |
著者 | 小林 史生 |
出版社 | 日本実業出版社 |
出版日 | 2018年1月25日 |
価格 | 1,595円(税込) |
「スピード」と「目標達成」を企業文化とする楽天。三木谷会長兼社長のもと、どのような行動法則と、思考習慣が培われているのか。30代で、楽天が買収した米国企業の社長に抜擢された著者が現場で身につけた、楽天流の仕事術を初めて公開!
引用:日本実業出版社
ポイント
- 30代で、楽天が買収した赤字の米国企業の社長を任され、再建に成功した著者が、楽天で培った仕事術を明かした。現場で実践してきた考え方、行動の仕方、習慣を7つのポイントで紹介されている。
サマリー
短時間でストレッチして「成功を体験」する
私が営業マンとして入社した2000年頃は、楽天は「ベンチャー企業」で、仕事は激務だった。
目標件数を達成するために1日150件以上電話をかけまくり、毎日終電。家に帰らない日もあった。
最終日の23時まで電話をかけ、奇跡的に契約がとれたこともある。そしてこのような強烈な成功体験が、あと一歩のときの自信になることを知った。
相手の期待値を最初に下げて目標設定すると、実力がストレッチされない状態が続き、周囲からの期待値を越えられなくなる。チャレンジすることと、周囲に「やります」と宣言することは重要だ。
何としても帳尻を合わせようとするので、その力が鍛えられるのである。
加速するため「目標達成モメンタム」をつくり出す
※モメンタム=勢い、はずみ、速度、変化点
楽天の社内では、「因数分解」という言葉をよく聞く。これは、ビジネスを構成している要素をバラバラに分解することである。
インターネット上の売上なら、たとえば、アクセス人数×転換率×客単価と、三つに分解できる。売上1000万円を2倍にしたいなら、この三つのどれか一つを2倍にできればいい。
三つすべてを1.3倍にすれば、売上は2.2倍になる。どれをどれだけ上げられるかを考えて目標数値を入れ、アクションを複数洗い出し、期限を決めて結果が出るまでやる。
因数分解は、あくまでアクションを決めて高速で回すこととセットである。