【平成初期生まれは人間関係がしんどい】
インフォメーション
題名 | 平成初期生まれは人間関係がしんどい |
著者 | ゆとりフリーター |
出版社 | ワニブックス |
出版日 | 2023年3月30日 |
価格 | 1,430円(税込) |
75万人が聴いた! 大注目のラジオクリエイターによる初エッセイ
「言われてないから、分からない」で
のらりくらりと生きてきたのに
そろそろ受け身では許されなくなってきた。
平成初期に「ゆとり世代」として生まれたものの、
ゆとり教育は失敗だという風潮により
少し上の年代からは哀れまれ、
自由すぎる価値観を持った年下には侮られ、
年が近い同年代とは分かり合えない。
そんな息苦しい人間関係に悩まされるゆとり世代女子による、
「しんどい」人間との付き合い方を描いたイラストエッセイ。
「俺いなくても、店回ってる?」と言わんばかりに
休日に用もなくバイト先に顔出すヤツ、
「友達なんだからタダでやってよ」と、
受けても断ってもモヤッとするお願いをしてくるヤツなど、
職場の同僚や友人に対する共感しかない! 心の叫びをまとめた1冊。
引用:ワニブックス
ポイント
- 本書は、ゆとりフリーターの著者が遭遇した、様々なタイプの「しんどい人間関係」を、そのエピソードとともに、ぬるく哲学していく内容となっている。
- 「しんどい」というのは、とことん突き詰めてみたり、離れて観察してみたりして、一通り味わい尽くすと案外「面白い」ものだ。
サマリー
「しんどい人間関係」をぬるく哲学する
著者はゆとりフリーター。
普段はポッドキャスト、いわゆるネットラジオの番組「ゆとりは笑ってバズりたい」を一人喋りでやっている。
音声配信を始めたのは、高卒フリーターとしてのらりくらりする予定が、色々あって自信を失い、いわゆるモラトリアム期間に入っていた頃だった。
悶々としていた時、著者は声で、リスナーはコメントで、匿名の存在同士で他愛のない交流をすることが癒しになっていた。
当時は実家暮らしのため、親にバレないよう自室の押し入れで夜な夜な語るという日々を過ごした。
秘密基地のような空間で、秘密の友人たちとの交流する楽しさは、筆舌に尽くしがたいものだった。
それから音声配信にどっぷりとハマり、今に至る。
本書は、ゆとりフリーターの著者が遭遇した、様々なタイプの「しんどい人間関係」を、そのエピソードとともに、ぬるく哲学していく内容となっている。
“ぬるく哲学する”と言っても、実際は、ふとしたときに気になったあれこれについて、色々な方向から考えているだけなので、堅苦しく感じず、楽しんで読んでほしい。