【入社1年目から使える「評価される」技術】
インフォメーション
題名 | 入社1年目から使える「評価される」技術 |
著者 | 横山 信治 |
出版社 | かんき出版 |
出版日 | 2012年11月19日 |
価格 | 1,430円(税込) |
昨日よりたった数回、「評価される」技術のアクションを
増やすだけで、人生が大きく変わる!
「一生懸命努力しているのに、まわりがわかってくれない……」
「結果を出しているつもりなのに、褒められない、給料が上がらない」
「同期入社の人が、なぜか自分より先に出世している」
本書は、日々このような悩みをお持ちのあなたにおすすめです。
どれほどの努力をして実績を残したところで、
まわりから「評価される」ことがなければ、
どんな努力も水の泡となります。
組織内における「評価」とは何か?
「評価される人」になるにはどうすればいいのか?
具体例を踏まえ、その原理原則から複雑多岐にわたる
コミュニケーションの問題までわかりやすく解説。
会社人生、はては世の中で成功するために
不可欠なノウハウが満載の一冊!!
引用:かんき出版
ポイント
- 人は、他者から評価されることを通じて「自己重要感」を満たす生き物である。すべての人間が、常に「自分を認めてほしい」と望んでいるのだ。
- 上司に好かれるためには、上司を好きになる必要がある。
- どんなに有能な人でも、能力だけでは成功することはない。能力以上に大切なのが「味方」である。
サマリー
はじめに
ビジネス、人生において「評価される」ことは非常に重要である。
どれほどの努力や実績を残しても評価されなければ意味がないのだ。
他者から評価されるためには「評価される技術」が存在する。
本書を通じて人間心理の原理原則を理解し、評価されるための技術を身につければ、きっと人生が大きく変わるに違いない。
評価される人になるための大原則
人間は誰もが認められることを望んでいる
人は、他者から評価されることを通じて「自己重要感」を満たす生き物である。
すべての人間が、常に「自分を認めてほしい」と望んでいるのだ。
すべての人間には、あなたも、評価されたい相手も含まれるため、互いに評価されることを望み、待ってしまう。
しかし、人は相手から与えられると、何かを返したくなる性質ももっている。
すなわち、先にあなたが相手を評価することが出来れば、相手からの評価も得られるのである。
自分の「自己重要感」を満たす方法
評価されるためには相手の自己重要感を満たすことが大事だが、自分の自己重要感が満たされない状態で相手を評価することは、容易ではない。
自分の評価を相手に求めずに自分を満たすおすすめの方法は次の2つである。
1つ目は利害関係のない友人たちに、話をきいてもらう方法。
2つ目は自分で自分を褒める方法である。
この自己暗示術は科学的にも立証されているとのことだ。
これらを実践して自己重要感が満たされれば、自然に人を認められるようになるだろう。
評価される人になるための上司とのコミュニケーション
何よりも上司を好きになれ
上司に評価されるための一番の近道は、上司に好かれることだ。
当然、業績をあげることも大事だが、それだけでは上司からの評価は得られない。
上司に好かれるためには、上司を好きになる必要がある。
好感がもてる上司ばかりではないだろうが、ビジネス社会では腹をくくることも必要。
ビジネス面で尊敬できる点を探して、好きだと思い込むことが重要である。
人は、自分のことを好いてくれる人を好きになり、自分のことを嫌っている人を嫌いになる性質をもつ。
あなたが上司に好感を持ち、行動で示せば、きっと上司もあなたに好意を持ち、評価してくれるはずである。
上司に好かれる行動・嫌われる行動
上司に好かれるためには、上司が何を望んでいるのかを察して、上司のニーズを満たす必要がある。
上司から指示を受けた時は、上司の言うことに異議を唱えず、忠実に従い、最優先で取り組むようにする。
また、会社内で上司の悪口や愚痴を言うことや上司を馬鹿にすることはご法度である。
それらは必ず上司に伝わり、あなたのことが嫌いになるだろう。さらに、上司より目立ってはいけないということを覚えておくべきだ。
理不尽な上司への対応法
上司が、自分の理不尽さに気付かずに理不尽な要求をしてきた場合は、評価を上げる方法は皆無である。
言い訳や反抗は上司の感情に火をつけるだけなので、無駄な労力を使うことはやめた方が得策だ。
この場合、あなたが落ち込んだり自信をなくしたりする必要はない。
友人に話をきいてもらう、趣味で発散をする等、気持ちを切り替えることに尽力すべきである。