【道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。「寝たきり老人」はこうしてつくられる】
インフォメーション
題名 | 道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。「寝たきり老人」はこうしてつくられる |
著者 | 神戸利文 上村理絵 |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2021年9月1日 |
価格 | 1,320円(税込) |
青信号で道を渡り切れず、怖くて買い物にも行けない。
トイレに間に合わず、オムツを重ね履きしている。
長期間の寝たきり生活を送り、家族に迷惑をかけているのが申し分けない。
間違った介護と医療で、急激に身体が弱っていく高齢者。
どんな介護をするかで、あなたや家族の「老後の幸せ」が決まります。
介護経験者は、次のようなことで後悔しています。
・施設選びで失敗。母親が驚くほど弱って帰ってきた。
・情報と余裕がなさすぎて、すべてケアマネジャーの言う通り。
本当にそれでよかったのか、いま考えると疑問が残る。
・社会福祉サービスをもっと最初から使っておけばよかった。
・胃ろう・人工呼吸器はやめておけばよかった。
・親が弱っていったのに気づくのが遅れた。
もっと早くから手を差し伸べていればよかった。
・1人で抱え込みすぎて、ストレスから家族にきつくあたってしまった。
「介護後進国日本」では、
誰かに任せっきりの介護では、
幸せな最期を送れる可能性が、ぐっと下がります。
「本当に、家族も本人も幸せになる介護とはなにか」を
介護の現場で追い求め続けてきた著者が教える、
家族も本人も後悔しないための介護の「答え」。
引用:アスコム
ポイント
- 青信号の点灯時間は、1mを1秒で歩ける人に合わせている。しかし、その速度で歩けない高齢者は日本に300万人以上もいるのだ。家に閉じこもり、身体機能が低下し、寝たきりへと進んでいく。
- 「寝たきり」の正体は「寝かせきり」である。「次に転倒したら終わりだよ」と医療・介護の現場で言われたら、言われた本人やその家族もとにかく転倒を避けようとして、身体を動かさなくなる。実は介護をする側にとっては、介護者が身体を動かさない方が楽なのだ。
- 「親の面倒は子どもが見る」という呪縛に縛られず、介護のプロを活用するために情報を集めておくことが大切だ。
サマリー
はじめに
青信号で道を渡り切れず、怖くて買い物にも行けない。
トイレに間に合わず、オムツを重ね履きしている。
長期間の寝たきり生活を送り、家族に迷惑をかけているのが申し訳ない。
間違った介護と医療で、急激に身体が弱っていく高齢者。
どんな介護をするかで、あなたや家族の「老後の幸せ」が決まる。
「介護後進国日本」では、誰かに任せきりの介護では、幸せな最期を送れる可能性が、ぐっと下がる。
「本当に、家族も本人も幸せになる介護とはなにか」を介護の現場で追い求め続けてきた著者、神戸利文が教える、家族も本人も後悔しないための介護の「答え」。