【一番伝わる説明の順番】
インフォメーション
題名 | 一番伝わる説明の順番 |
著者 | 田中 耕比古 |
出版社 | フォレスト出版 |
出版日 | 2018年6月 |
価格 | 1,540円(税込) |
説明上手な人ほど、「伝える情報の順番」を意識する
本書は、戦略コンサルタントが教える
「相手の頭の中を整理しながら伝える技術」です。
「プレゼンテーションがうまくない」
「何を言っているのかわからない」
「いいたいことはわかるけど、わかりにくい」
「いつも聞き直される」
そういった経験はないでしょうか。
そこで、話し方や話す内容を変えようとしたところで
うまくいかない人が多いのです。
「話し方」や「内容」を変えるのではなく、
「どの順番で話すか」を変えるだけで、
相手にもっと伝わるようになります。
なぜなら、説明するとき、
「どういった順番で話すか」を意識する
ことは、
「相手の思考を整理しながら話す」
ことそのものだからです。
説明が苦手な人は、
自分の考えた順番で話したり、
思いつきで話たりするため、
相手はどんどん混乱していきます。
これは説明の内容ではなく、
順番が意識されていないために、
情報の伝わる順番がバラバラだからです。
相手の頭の中に筋道を作って説明することで、
わかりやすく伝わり、プレゼンテーションや営業、
会議、報連相などにおいての
結果、評価、印象も大きく変わるのです。
引用:フォレスト出版
ポイント
- わかりやすい説明ができる人の多くは、何をどの順番で伝えるかを意識して話している。逆に説明が苦手な人は、この順番を意識していない。
- 自分主導の説明であっても、相手主導の説明であっても、相手が何を聞きたがっているか、から入ることが重要なのだ。
- 「相手の知りたいことを相手が理解できる順番で話す」ために、何をすべきか。それは、説明をする前に「思考をまとめる」ことだ。
サマリー
説明は順番で決まる
どうすれば、わかりやすい説明ができるようになるか?
そのカギは、「説明はコミュニケーション(情報伝達)である」ということを理解することにある。
コミュニケーションは、話し手と聞き手が、互いに正しく情報を伝え合うものだ。
そのために、「相手の頭を整理しながら伝える」ということが重要になる。
相手がしっかり理解しているか、話の流れについてきているか、などといった相手の状況を把握し、それに合わせて話し方を変えるのが、伝わる説明のコツなのだ。
具体的に、説明力を劇的に上げる方法を伝えよう。
それは「説明の順番」を意識することである。
物事を説明するだけに限らず、話したり、文章で伝えたりするときに、話す順番を変えるだけで伝わり方は大きく変化するのだ。
わかりやすい説明ができる人の多くは、何をどの順番で伝えるかを意識して話している。
逆に説明が苦手な人は、この順番を意識していない。
わかりやすく説明する力があることは、人生をいい方向に動かす大きな力となる。
「難しいことをわかりやすく説明できる」
それだけで、仕事や日常における、結果・印象・評価は劇的に変わるのだ。
わかりやすい説明の順番
自分主導の説明
説明には2種類の説明がある。