【おとなの歯磨き】
インフォメーション
題名 | おとなの歯磨き |
著者 | 伊東 材祐 |
出版社 | フローラル出版 |
出版日 | 2024年3月 |
価格 | 1,650円(税込) |
絶対に虫歯や歯周病にならない方法が、ここにある!!
歯磨きを変えるだけで、人生は大きく変わります。
間違いなく、今より快活になり、今より明瞭になり、
そして、今より圧倒的に健康になります。
逆に、今までの歯磨きを続けてしまうと、
多くの診療で聞いてきたご老人の嘆き、
好きなものが食べられない、お肉や漬物が噛めない
そんな嘆きが、あなたに現実として訪れてしまいます。
そう、変わるのは今。
この本を手に取った今なのです。
7万回を超える訪問診察で分かった、
99%の人がやっている間違った歯磨きとは?
今のままの歯磨きでは、
どんな恐ろしい未来が訪れるのか。
まず、それを知ってください。
その恐ろしい未来を避ける方法、
それこそが「おとなの歯磨き」なのです。
多くの方に実践してもらえるように、
正しいおとなの歯磨きを
マンガでわかりやすく解説しています。
引用:フローラル出版
ポイント
- 虫歯になるまでの流れとして、虫歯菌が歯の表面に定着する→糖を食べてどんどん数を増やす→乳酸を出す→乳酸が歯を溶かす→虫歯になる。つまり、この流れを断ち切るようにしていけば、自ずと虫歯はなくなっていくのだ。
- 口内に潜む最大の恐怖、それが歯周病菌だ。実は、現代人のほぼ全員が、歯周病菌に侵されており、ストレス、現代食、加齢など、さまざまな要因で進行していく。
- 「おとなの歯磨き」をする目的は、口内のプラーク(病原菌)を除去することにある。
サマリー
虫歯菌と歯周病菌の全貌解説
なにゆえ、歯を磨くのか
ジメジメして生温かい口の中では、今、この瞬間も、細菌が何億、何兆にも増え続けている。
そして、口の中の菌が最も繁殖する就寝中は、菌が密集するプラーク内で、ウンチよりも菌の密度が高くなっているのだ。
ただ、これらの菌すべてが悪いわけではないが、特に気をつけたい菌が「虫歯菌」と「歯周病菌」である。
これらの菌は、減らすことはできても、ゼロにすることはできない。
何もしなければただ増え続け、あなたの口内を蝕んでいくのだ。
勝利は無くとも、戦い続けなければならない。
それが虫歯菌と歯周病菌との戦いであり、この戦いを少しでも有利に進める唯一の方法が「おとなの歯磨き」なのである。
一生虫歯を作らない4つの輪の法則
虫歯になるまでの流れとして、虫歯菌が歯の表面に定着する→糖を食べてどんどん数を増やす→乳酸を出す→乳酸が歯を溶かす→虫歯になる。
つまり、この流れを断ち切るようにしていけば、自ずと虫歯はなくなっていくのだ。
虫歯を断ち切るポイントは以下の4つである。
①菌の定着防止
菌を減らすために必要なのが歯磨きである。
プラークを削ぎ落としていくイメージで磨こう。
②糖の摂取
糖を取らなければ虫歯にはならない。
ほとんどの食べ物に糖が含まれているので、食べたら歯を磨こう。
③時間
食べてから歯みがきをするまでの時間が大切である。
食後はサクッと軽く磨くだけでも効果バツグンだ。
④歯の性質
歯は人によって硬さも密度も違うので、どうしても虫歯になりやすい人がいる。
これら4つのポイントを輪で示し、中心で重なる部分が虫歯になる。
これを「カイスの輪」という。
「カイスの輪」を意識しながら歯磨きを行っていくと、歯磨きに対する真剣さが強まる。
「カイスの輪」を作らないようにする歯磨きは、二度と虫歯で悩まされることのない人生を送ることができるのだ。
歯周病菌という名の悪魔
口内に潜む最大の恐怖、それが歯周病菌だ。
実は、現代人のほぼ全員が、歯周病菌に侵されており、ストレス、現代食、加齢など、さまざまな要因で進行していく。
歯周病菌は歯周ポケットと呼ばれる場所に多く繁殖しているため、安全地帯の中でぬくぬくと過ごしながら、人体に悪影響を及ぼしているのだ。
恐ろしいことに、歯周病は自覚症状なく進んでいくので、気づいた頃には、歯茎の腫れや痛みを繰り返し、やがて歯が抜け、ここでようやく歯周病を自覚する人が多いのである。
さらに、歯周病の進行は歯周ポケットだけに留まらず、体全体に悪影響を及ぼし、最悪死に至ることすらある。
大げさに聞こえるかもしれないが、これが歯周病の事実なのだ。
虫歯菌と同様、歯周病菌をゼロにすることはできない。
つまり、現在歯周病の症状が出ていない人も、間違いなく歯周病のキャリアにはなっているのだ。
なにしろ歯周病菌は、世界でもっとも蔓延している病気としてギネスブックに載っているぐらいなのだ。