【置かれた場所で咲きなさい】
インフォメーション
題名 | 置かれた場所で咲きなさい |
著者 | 渡辺和子 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2012年4月23日 |
価格 | 1,047円(税込) |
ポイント
- 「こんなはずじゃなかった」と思うことがでてきても、置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりする「環境の奴隷」になってはいけない。どんなところに置かれてもそこで「環境の主人」となり、自分の花を咲かせるのだ。
- 「いのちは大切に。そんなことを何千何万回いわれるより、“あなたが大切だ”と、誰かにそう言ってもらえるだけで、生きていける。」存在を認められるだけで、人はもっと強くなれるのだ。
- 老人は醜く、弱々しく、哀れなものと考えられがちだ。しかし、何かを失うということは、別の何かを得ることでもある。 毎日を「私の一番若い日」として、新しい何かにチャレンジして、いつも輝いていよう。
サマリー
はじめに
36歳でノートルダム清心女子大学の学長に就任された著者の渡辺和子さん。
自分の心のあり方を変えることで、今のいる場所で自分を活かすこと、自分のいる環境に目を向けて今を受け止めることにより現実が良くなっていく。
心に突き刺さる・心を突き動かす名言がまとめられている。
自分自身に語りかける
人はどんな場所でも幸せを見つけることができる
著者は36歳という若さで三代目の学長に任命される。
前任者の半分の年齢にも満たないのに、学長になるということに驚きと困惑を感じた。
いつしか余裕がなくなり、自信喪失し、修道院を出ようかと思い詰めていた著者に、一人の宣教師がある詩を渡してくれる。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉だった。
その言葉に感銘を受け、考え方が一変した。
置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては「環境の奴隷」でしかない。
どんなところに置かれてもそこで「環境の主人」となり、自分の花を咲かせるのだ。
しかし自分がどんな選択をした場所でも「こんなはずじゃなかった」と思うことは次から次へと出てくる。
どうしても咲けない時はあるものだ。
そんな時は無理して咲かせる必要はない。
その代わり下へ下へと根を張るのだ。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。
明日に向かって生きる
ほほえみが相手の心を癒す