【圓朝】
インフォメーション
題名 | 圓朝 |
著者 | 奥山景布子 |
出版社 | 中央公論新社 |
出版日 | 2021年12月 |
価格 | 880円(税込) |
登場人物
・圓朝(えんちょう)
真打を務める噺家。幽霊になにかと縁がある。
・圓生(えんしょう)
圓朝の師匠。折り合いが悪い。
・圓三(えんざ)
圓朝の弟子。
・小勇(こゆう)
圓朝の弟子。
あらすじ
※一部、ネタバレを含みます。
※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。
噺家・圓朝
圓朝は真打を務める、今をときめく落語家。
ある日、圓朝が自分の出番を待っていると、師匠である圓生が自分が話す予定だった話を話し始めた。
なんとかその場は切り抜けた圓朝だったが、これ以後師匠である圓生との間に微妙な空気が漂い始める。
裏切り
そんな中、弟子の1人だった小勇が顔を見せなくなる。
弟子の監督不行き届きだと、師匠から咎められた圓朝だったが、それからしばらくして「圓太」という名前の、自分と同じような噺家が現れたことを知る。
本来であれば、他の噺家の寄席に断り無しに行くことは御法度だが、圓朝は身分を隠して弟子とともに圓太の寄席へと向かう。
そして、「圓太」として高座に上がったのは、弟子であった小勇だった。