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【人間の本性】

インフォメーション

題名 人間の本性
著者 丹羽宇一郎
出版社 幻冬舎
出版日 2019年5月30日
価格 880円(税込)

 

コンピュータやAIは目まぐるしく進化しているが、それらをコントロールする人間ははたして進化しているといえるだろうか。

年を重ねても人を妬んだり恨んだりと自己中心的な他人を見て落胆しつつ、同様に成長していない自分に愕然とする。

このような人間の心のあり方は時代が変わっても普遍的なテーマであることに変わりはなく、だからこそ古今東西の哲学者が「人間とは何か」を探求し続けているのだ。

この深遠な問いと人間の生き方について伊藤忠商事前会長、元中国大使で稀代の読書家でもある著者が、その豊富な人生経験から考察した一冊。

引用:幻冬舎

ポイント

  • 人は自分のためだけに生きるのではなく、他人を意識し、人のために何かをする「利他の精神」があってこそ、「人間」になれる

  • この世に生を享け、生きた時間を過ごしていることは、奇跡的な確率で起こっているのである。何気ない日常も、いつか訪れる最後の日も、実はものすごく非凡なものだということを意味しているのだ

  • 相手の地位や肩書、職業といったものはいったん脇に置いた上で向き合い、自分自身も肩書や社会的立場を外して懸命に生きる必要がある。そうやって初めて人はお互いを深く理解し合い、また人間的な成長もはかれるのだ

サマリー

はじめに

いまを「いかに生きるか」。

物質文明が全面開花したこの時代、多くの人は物価やGDPと言った目の前の形而下のものばかりに敏感だ。

コンピュータやAIはめまぐるしいスピードで進化しているが、一方でそれらをコントロールするはずの人間への関心はどんどん希薄になっているように感じる。

科学技術は猛烈なスピードで進化しているのに「人間の本質」、すなわち「人間の本性」はまったく変化がないのだ。

人間は動物だ。

怒り、憎しみ、暴力的な衝動に駆られることだってある。

年を重ねても誰かを妬んだり、恨んだりと自己中心的な他人を見て落胆しつつ、同様に成長していない自分を見て愕然とする。

そんなつかみどころのない「人間の本性」について考察し、その付き合い方について伝えていく。

人間は未熟な生き物

人は死ぬまで未完成

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