【1%の本質を最速でつかむ「理解力」】
インフォメーション
題名 | 1%の本質を最速でつかむ「理解力」 |
著者 | 山口 拓朗 |
出版社 | 日本実業出版社 |
出版日 | 2022年5月 |
価格 | 1,650円(税込) |
「なんとなく理解が浅い」「話の要点を的確につかみたい」「さっき言われたことを忘れてしまった」という悩みが一気に解決する、核心にたどりつく全技術を、プロが具体的に指南する。
引用:日本実業出版社
ポイント
- 「理解力」とは、「理解したつもり」という壁を乗り越えて、深みへと踏み込む力のことである。
- 人は「理解の箱」を使って物事を理解していく。理解力を深めるためには、「理解の箱」を格納する「脳内ライブラリー」の充実と活性化が必要である。
- 誰かの話や文章に触れているときは、「この話(文章)の幹(全体)は何だろう」と考える。情報に翻弄されないために、「クリティカル思考」も重要である。
サマリー
はじめに
本書でお伝えするのは、ほんの少し意識と行動を変えることで誰でも伸ばすことができる理解力についてである。
理解力を高めることで、人生全般に大きなリターンをもたらす。
しかし、「理解したつもり」になった瞬間、理解力の伸びは頭打ちになる。
「理解力」とは、「理解したつもり」という壁を乗り越えて、深みへと踏み込む力のことである。
「理解の箱」を育てる
人は「理解の箱」を使って物事を理解していく。
たとえば、映画を見るときに、「ストーリー」という箱しかない人は、ストーリーが「ある・ない」「おもしろい・つまらない」という点を基準に、楽しんだり評価したりする。
その人にとっては「ストーリーを理解する=映画を理解する」である。
これが「理解したつもりになっている」という状態で、視野は狭く、自分の理解が浅いことに気づくことすらない。
一方、「感情描写」の箱を持っている人は、「加害者の気持ちもわかる」などという感想を述べることができる。
箱の種類が多いほど、いろいろな角度から理解を深めることができるのだ。
本書でお伝えする理解力の本丸は、多種多様な「理解の箱」を格納する「脳内ライブラリー」の充実と活性化である。