【子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本 – 「AERA with Kids」元編集長が選ぶ -】
インフォメーション
題名 | 子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本 – 「AERA with Kids」元編集長が選ぶ – |
著者 | 江口祐子 |
出版社 | ワニブックス |
出版日 | 2022年4月 |
価格 | 1430円(税込) |
子育てのポイントがこの1冊で丸わかり!
子育て雑誌「AERA with Kids」元編集長が幼児・小学生を持つ親に向けた子育て本のベストセラー、名作の中から100冊を厳選。
絶対押さえておきたい「子育ての基本」や「新しい教育観」を23のキーワードに沿って紹介します。
●Chapter1
何度も出会った「これスゴイ!」
些細なことでもあえて「自分で選ばせる」→「自己決定力」が育つ
基本は「失敗O K!」にする→「自己肯定感」がついて挑戦できる人になる など
●Chapter2
新しい教育観が身につくキーワード
✖️甘えを許すとわがままになる ○いろいろやってあげると自信がつく
✖️なんでもほめよう ○ほめ方を工夫する など
●Chapter3
ぜひ身に付けたい親の習慣
夫婦で話し合う習慣がある→その家の新しい文化ができる
今日この日を大事に生きる→将来に対する不安が減る など
●Chapter4
勉強・受験の勘違い
✖️勉強する時は机の前に座って姿勢よく ○子どもが楽しく学べれば何でもよし
✖️中学受験は塾に入れればなんとかなる ○中学受験は親の知識とサポートが必須 など
●Chapter5
そのほか注目のキーワード
まずは親がお金の価値観を見直す→子どもの「金融教育」の基礎になる
学校に行かない選択肢もあることを知る→不登校に関する偏見をなくす
引用:ワニブックス
ポイント
- 子育て雑誌の編集に12年携わった著者が、子育て本のベストセラー・名作の中から100冊を厳選。その中から、「子育ての基本」や「新しい教育観」23のキーワードに沿って紹介している。
- 本要約では、「何度も出会った『スゴイ!』」・「新しい教育観が身につくキーワード」・「ぜひ身に付けたい親の習慣」の3つの章を中心に紹介する。
サマリー
何度も出会った「これスゴイ!」
●小さなことでもあえて「自分で選ばせる」→「自己決定力」が育つ
『92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て』の著者、大川繁子さんが主任保育士を務める認可保育園では、「おしぼり、どっち使う?」「牛乳とお茶、どっち飲む?」など、1歳児から「選ぶ練習」を徹底的にしているそう。
戦争を体験した大川先生は、「洗脳」や教育の恐ろしさを痛感し、子どもが「自分で考え、決める力」を育もうと決意したという。
『一流の育て方』(ミセス・パンプキン、ムーギー・キム著)では、成功しているリーダーたちの、子どもの頃の育てられ方を分析。多くの家庭で重視していたのは「子どもに決めさせる」ことだという。
子どもに「自己決定力」をつけさせるためには、毎日の「選ぶ練習」が重要なのである。
●基本は「失敗OK!」にする→「自己肯定感」がついて挑戦できる人になる
子どもは、失敗にダメ出しされると自己肯定感が下がり、挑戦していこうとする気持ちがしぼんでしまう。
『子どもの自己効力感を育む本』(松村亜里著)では、失敗を恐れずに挑戦する力を「自己効力感」と呼び、「失敗と成功は真逆のものではなく、実は同じ方向を向いている」と書いている。
大切なのは結果より挑戦してみること。失敗したらただ怒るのではなく、次なる手を考えさせ、成功に結びつければいい。
松村さんはこれを「理想の未来に思考を飛ばす」と表現している。
『僕が親ならこう育てるね』でも、著者のひろゆきさんが、「親は子どもに失敗をさせる勇気を持つべき」と語っている。
新しい教育観が身につくキーワード
×甘えを許すとわがままになる
〇じゅうぶん甘えた人が自立する