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【0~5歳児 非認知能力が育つこれからの保育】

インフォメーション

題名 0~5歳児 非認知能力が育つこれからの保育
著者 横山 洋子
出版社 池田書店
出版日 2021年1月
価格 1,870円(税込)

 

 今、世界が注目している「非認知能力」とは?簡単にいうと、「意欲」「粘り強さ」「社交性」「自制心」など数値化できない能力のことをいいます。乳幼児期にこれを育てると、将来の幸せと成功につながるといわれています。

では、保育の現場でどうやって「非認知能力」を育てればいいのでしょうか?その答えをこの一冊に盛り込みました。すぐに実践できるように、非認知能力を育てるための遊び、よくある場面での対応の仕方、声かけなど、具体的に解説しています。子供の将来につながる保育をしたいけど、日々の業務で忙しい…そんな保育士の方に手にとっていただきたいです。

引用:池田書店

ポイント

  • 非認知能力とは、一言でいうと、テストや試験では測ることのできない「人間力」や「生きる力」のことである。

  • 自分の行動は自分で決める権利があるため「今はこれであそぶ!」と子どもが自分で選ぶことを尊重する。

  • ハプニングを楽しむことで、非認知能力は高まるのだと心得てほしい。大人では手遅れ、というものでもない。

サマリー

はじめに

このところ「非認知能力」という言葉を、保育・教育の世界でよく耳にするようになった。

しかし、これまで実践してきた保育も、十分に非認知能力を育ててきた。

それは「心情・意欲・態度」という言葉で説明されてきたのである。

つまり、保育において「子どもの発達に必要な経験を十分に積ませる」という基本スタンスは変わっていないのである。

ただ、これからの保育は子どもの育ちを、保護者にも同僚にも小学校の先生にもわかる言葉で伝えなければならないのだ。

本書は、あそびのなかや保育場面での子どもの姿を描き、何が育とうとしているのかを明らかにした。

先生方の保育の一助となれば幸いである。

非認知能力とは

目に見えない力

非認知能力とは、一言でいうと、テストや試験では測ることのできない「人間力」や「生きる力」のことである。

人が生きていく上でしっかりと身につけるべき力、必要な力がある。

その力は、ある特殊なトレーニングをすれば獲得できるというものではなく、日常の生活・保育のなかで「子どもの発達に必要な経験」をさせることを通して、保育者が意識して育てることが求められている。

なんだか難しいことのようだが、保育者がこれまで大切にしてきたことに、ただ名前が与えられたと捉えればよいのだ。

名前が与えられたことで、「人間力」「生きる力」と大きくひとくくりにされていた力を、細分化して捉えることができるようになったのだと考えればよい。

「頭の良い子を育てること」につき進んでいた教育が、それだけではどうも幸せになれないことに気づき、ようやく表舞台に登場した力ともいえる。

幸せな生活や経済的な安定につながる

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