【いい会社には、活きた社内制度がある。 人を大切にする56社の法定外福利厚生】
インフォメーション
題名 | いい会社には、活きた社内制度がある。 人を大切にする56社の法定外福利厚生 |
著者 | 坂本光司 &人を大切にする経営学会経営人財塾5期生 著 |
出版社 | 同友館 |
出版日 | 2023年03月25日(第1刷) |
価格 | 1,870円(税込) |
社員とその家族を大切にしている企業、社員とその家族が幸せを実感している企業の業績は、例外なく安定的に高く、逆に社員を業績向上のための手段・コストと考えている企業ほど業績が低い、ということが近年次第に明らかになっています。
本書は心温まる多彩な福利厚生制度が導入されている企業56社を紹介するとともに、効果的導入方法やその運用方法についても7つの視点から解説します。
引用:同友館
ポイント
- すれ違う従業員が笑顔でピースサインを出し合う。これは挨拶であるとともに「ご安全に」という注意喚起でもある。
- 「教師は最大の教育環境である」と定め、職員の家賃や保険などの従業員負担を軽減する取り組みを行っている。
- 子供の行事を最優先し、各自の予定を社内で共有して休暇を取れるようにしている。
サマリー
はじめに
いい企業は、社員が幸せを実感するような福利厚生制度があり、積極的に利活用されている。
とはいえ、多くの中小企業は、その重要性はわかっていても、制度や運用についての情報が少なく、経済的な余裕もない。本書はこうした中小企業のために執筆した。
いい会社の福利厚生制度
笑顔とピース溢れる会社
岡山県美作市にある「英田エンジニアリング」は、社内を歩くと、すれ違う従業員が笑顔でピースサインを出し合う。これは挨拶であるとともに「ご安全に」という注意喚起でもある。機械製造の会社であるため、少しの気のゆるみが大きな事故につながることを認識し、全従業員で考えた行動だという。
社員の健康管理を目的にしたトレーニングジムは、専属のインストラクターが社員として常駐。近隣の住民も使用できる。ユニークなのは、社内にある畳張り50畳の禅堂である。月に一度、僧侶に来てもらい、全従業員が座禅を行う。これが働く人の心の健康に寄与しているという。