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【最高の結果を出すKPIマネジメント】

インフォメーション

題名 最高の結果を出すKPIマネジメント
著者 中尾 隆一郎
出版社 フォレスト出版
出版日 2018年7月
価格 2,200円(税込)

「いままでいちばんわかりやすいKPI解説本! 」の
呼び声高く、累計5万部突破!

ビジネス書グランプリ2019 マネジメント部門ノミネート!

熾烈なビジネスの現場で磨き込まれた
最強のKPIマネジメント手法が学べる1冊!

数字でビジネスを最大化し続け
売上げ2兆円企業となったリクルートグループ。
その土台を担ってきたのが「KPIマネジメント」だ。

本書は11年間にわたりリクルートのKPI社内講師を務め
自らも実践してきたKPIマネジメントのプロフェッショナルが
徹底した現場主義の使えるKPIマネジメント手法を公開!

単に数値を見ながら事業運営する「なんちゃってKPI」とは
明確に一線を画すパワフルなKPIの実践バイブルが誕生。

引用:Amazon

ポイント

  • KPIとは「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したものなのだ。最大のポイントは、事業をただ「数字」で見るだけではなく「事業成功」の「鍵」を「数値目標」として見ることだ。

  • KPIについての全体像をみるうえで、主要な登場人物は次の3つだ。①KGI(Key Goal Indicator)=最終的な目標数値②CSF(Critical Success Factor)=最重要プロセス③KPI(Key Performance Indicator)=最重要プロセスの目標数値

  • PDDSサイクルは、Plan(よく考えて)-Decide(すばやく絞り込んで)-Do(徹底的に実行して)-See(きちんと振り返る)の4ステップで、SeeからまたPlanに戻る。

サマリー

はじめに

私自身2018年3月までの29年間、リクルートグループでさまざまな経験をしてきた。

リクルートはどの部署も、あるいは管理職や経営陣も「数字で判断」を行うことが得意だ。

創業以来、さまざまな制度や経営手法で、現場の管理職に権限を委譲し、数字で進捗状況をモニタリングし、マネジメントを改善し続けてきている。

その土台を担っていたのが、KPIなのだ。

事業経営にとってパワフルなツールである、KPIマネジメントとは、次の3点を、関係者全員で共有・実行・改善し続けることだ。

①現在の事業にとっての最重要プロセスを明確にし(=CSF)

②それをどの程度実行すると(=KPI)

③事業計画が達成できるのか(=KGI)

本書では、単に数値を見ながら事業運営する「なんちゃってKPI」とは一線を画す、徹底した現場主義の使えるKPIマネジメント手法を共有したいと考えている。

KPIマネジメントを正しく理解し、正しく活用すると、その適用範囲はかなり広い。

きちんと理解した上でそれを使わないのと、知らないで使わないのとでは、大きな違いがある。

ぜひ正しく学んで、活用してみてほしい。

KPIって何ですか?

KPIは「信号」だから「1つ」

KPIは「Key Performance Indicator」の略である。

Key Performancceは「事業成功の鍵」であり、Indicatorは「指標・数値目標」を指す。

つまり、KPIとは「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したものなのだ。

最大のポイントは、事業をただ「数字」で見るだけではなく「事業成功」の「鍵」を「数値目標」として見ることだ。

「事業成功」が何なのか分かっていないと、KPIマネジメントは始まらない。

そして、重要な鍵は「1つ」ということだ。

たくさんの数値を管理しているだけでは、KPIマネジメントではない。

私は、講座の中での例え話として、「KPIは信号」と説明している。

KPIの数値目標を達成している状況は「青」信号の状態であり、「このままの戦略・戦術を進めてOK!」ということだ。

また、KPIを達成していない状況は「黄」信号で、問題が起きつつある状態だ。

そして、未達成が続いたり、大幅に未達成していたりするときが「赤」信号なのだ。

「赤信号」になったら、現在の戦略、戦術を継続して行うのではなく、立ち止まって、事前に想定した対策を打つということだ。

実際の交差点には、自動車用や歩行者用など複数の信号があるが、自分自身がチェックすべき信号は1つである。

つまり、KPIが信号だとするならば、1つであることが重要なのだ。

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