【「めんどくさい」がなくなる本】
インフォメーション
題名 | 「めんどくさい」がなくなる本 |
著者 | 鶴田 豊和 |
出版社 | フォレスト出版 |
出版日 | 2015年3月 |
価格 | 1,760円(税込) |
本を読むのも「めんどくさい」あなたへ
「会社行くのが、めんどくさい」(会社員)
「今夜の献立を考えるのが、めんどくさい」(主婦)
「事業計画を立てるのが、めんどくさい」(経営者)
「同僚との人間関係が、めんどくさい」(OL)
「あの授業を受けるのが、めんどくさい」(学生)
などなど、
それぞれの立場で、毎日感じているのが、
「めんどくさい」という感情です。
喜怒哀楽、妬みとともに、
人間誰もが持ち合わせている
第6の感情ともいえます。
私たちが行動できないのは、
この「めんどくさい」という感情が
大きく目の前に立ちはだかっているからです。
もし「めんどくさい」という感情をなくすことができれば、
ストレスのない、とても毎日が過ごせると思いませんか?
私たちの日常について回る
「めんどくさい」という感情とどのように付き合い、
どのようになくしていけばいいのか?
効果実証済みの【心理テクニック】を用いて、
「めんどくさい」を解消する方法を
徹底解説したのが、本書です。
行動心理コンサルタントとして、
5000人以上の相談者の悩みを解決してきた著者が、
【行動するのが、めんどくさい】
【人間関係が、めんどくさい】
【何もかもが、めんどくさい】
という3つそれぞれの対処法を
わかりやすく解説します。
引用:フォレスト出版
ポイント
- 【「やらなきゃ」と思う→いろいろと考えてしまう→「めんどくさい」と感じる】が、「行動するのが、めんどくさい」発生のメカニズム。
「~しなければならない」というのは義務である。義務から逃れるための材料を集めようと、いろいろと考えてしまい、「めんどくさい」という感情が強くなる。
- 工夫して、とにかく行動し始めれば、「めんどくさい」という感情は薄れる。初期状態維持の法則、小さく始める、やることを書き出す、などの工夫で、心理的な抵抗を減らすとよい。
- 相手に合わせようとして、自分が無理をしているという感じがあると、人間関係がめんどくさいと感じやすくなる。
「ありのままの自分でいられる環境に身をおく」か、「どんな状況でも、ありのままの自分でいられるようになる」ことで、それを解消できる。
サマリー
「行動するのが、めんどくさい」発生のメカニズム
「行動するのが、めんどくさい」と感じるときは、共通点がある。
「やらなきゃ」と思う→いろいろと考えてしまう→「めんどくさい」と感じる
ダイエットのために「ジョギングをやらなきゃ」と思うと、「走ったら膝を痛めるかもしれない」「外は寒いし、風邪をひくかもしれない」「時間がない」など、いろいろなことを考えてしまう。
そのように考えれば考えるほど、よりめんどくさいと感じて、やりたくなくなる。
「~しなければならない」というのは義務である。
人は、できるだけ義務を負いたくない。
そのために、義務から逃れるための材料を集めようと、いろいろと考えてしまい、「めんどくさい」という感情が強くなるのだ。
「行動するのが、めんどくさい」をなくす工夫
ジョギングを始める前は、めんどくさく感じて先延ばしにしてきたが、いざ始めてみると、楽しくて1時間以上走ってしまったという経験を持つ人は多いだろう。
工夫して、とにかく行動し始めれば、「めんどくさい」という感情は薄れる。
特に最初の一歩を踏み出すには、心理的な抵抗を減らす工夫が必要だ。
初期状態維持の法則
スマホなどの契約の際、「後日解約できる」と言われて、数百円のオプションプランへの加入を勧められることがある。
しかし、必要ないオプションでも、ほとんどの人はそのまま解約しない。
人は、初期状態を変えるのには心理的な抵抗があり、初期状態を維持したがるのだ。
この法則を使い、たとえば朝のランニングを習慣化したいとき、前日に初期状態をセットしておく。
寝る前にランニングウェアを着て、靴下も履いて、新品の靴を枕の横に置いておくのである。
小さく始める
最初は、アクションステップは小さく、目標も小さくする。
ランニングなら、最初のステップは玄関に行くことだけ。
朝起きたら何も考えずに玄関に行くことだけを決めておくのである。
次の日は玄関の外に出ることを、3日目はマンションの下に行くことを目標にする。
ついでに散歩しても、それはそれでOKだ。
やれるだけ、やりたいだけやろう。
そして少しずつ時間や距離を延ばしていくと、自然に行動が習慣化していく。