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【自閉症スペクトラムの子育て】

インフォメーション

題名 自閉症スペクトラムの子育て
著者 細井晴代
出版社 ぶどう社
出版日 2016年5月20日
価格 1650円(税込)

 

 「どうしたらいいのかわからない」と困っているお母さんへ

 本書では、自閉症スペクトラムのこうちゃんのお母さん、「中野おかんさん」にご協力いただき、中野おかんさんの様々な「どうしたらいいのかわからない」相談に、私が支援のアドバイスをし、そのアドバイスを、おかんさんがご家庭で実践した経過、その後を紹介しています。そしてさらに、私がその後の療育方法のポイントをアドバイスします。

 私が教室を開催する理由はただひとつです。「困っている親ごさんを助けたい」「困っている子どもを助けたい」です。私が困ってきたからこそ、その解決法を伝え、自閉症スペクトラムの子育てをするお母さんの手助けをしたいのです。
 子育ては、一瞬ではなくずっとつづくものです。本書が、「どうしたらいいかわからない」と困っているお母さんの助けになることを、日々の子育てに役立てられることを願っています。

引用:ぶどう社

ポイント

  • 発達障害があると、どうしても親子が分かり合えずに苦しむ。それは、発達障害の子どもに独特の感性があるため、子どもの感じ方や気持ちがわかりにくいからだ。

  • 自閉症スペクトラムの子どもたちは、甘えることすら知らないことが多く、甘え方から教えてあげる必要がある。

  • 「甘える」とは、基本的に感情のやりとりであり、子どもの甘えたい感情を受け止めて、お母さん自身の感情も大切にすることだ。

サマリー

はじめに

著者は、10年間保健師として勤務したころ、自閉症スペクトラムの子どもの子育てをするお母さんからの「どうしたらいいかわからない」に答えられなかった。

そんな時、自身に授かった次男が、幼児になっても反応は薄く、這わない、歩かない、ことばはでないという状態で、「どうしたらいいのか」がわからなかった。

それから、もっと発達を促す良い方法はないかとの研究が始まり、セミナーや講習で教育理論について学び、「発達支援教室クローバー」で教えることになったのだ。

お母さんにたちに、「どうしたらいいか」の支援方法を伝えるだけでなく、支援の経過の問題に対しても「そういうときにはこうすればいい」という、今後へのアドバイス、今後起こりそうなことやしたほうが良いことを伝え、お母さんたちのフォローをしていくことが大切だと考えている。

著者が教室を開催するのは、「困っている親ごさんを助けたい」「困っている子どもを助けたい」からだ。

自分自身が困ってきたからこそ、その解決法を伝え、自閉症スペクトラムの子育てをするお母さんの手助けをしたいのだ。

本書が、「どうしたらいいかわからない」と困っているお母さんの助けになり、日々の子育てに役立てられることを願っている。

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