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【不妊治療のやめどき】

インフォメーション

題名 不妊治療のやめどき
著者 松本 亜樹子
出版社 WAVE出版
出版日 2015年12月
価格  1,540円(税込)

芸能人の高齢出産ニュース、高度な医療技術の進展に、
「やめどき」を失う女性が続出。
不妊治療で避けて通れないお金、体力、健康、仕事、精神的安定、
夫との関係……など、16人の体験談とともとに、
不妊治療をやめた女性たちのロールモデルを紹介する。
産婦人科医師・看護師・培養士・生殖心理カウンセラーなど、
専門家からの多様な意見もまとめ、不妊治療のハッピーとゴールを考える。

引用:WAVE出版

ポイント

  • 本書は、自身やたくさんの仲間たちの体験を踏まえ、不妊治療を迷っているあなたへ贈る「不妊治療後・その後」のストーリー(物語)である。

  • 本書では、不妊治療の「やめどき」が頭をかすめたら、考えてほしいヒントをお伝えしている。答えは、きっと自分自身で答えを見つけることができるはずだ。

  • 想像できない夫婦2人だけの生活になることが怖くて、私は病院に行くのをやめることがなかなかできなかった。だから、もしもあの頃の私と同じ思いを持っている人がいたら、治療を経て、妊娠出産はできていないけれど、こんなふうに生きている人がいることを知ってもらいたい。

サマリー

はじめに

物心ついたときから私の将来像は、結婚したら子どもが3人。

平凡だけど、まあまあ幸せな人生を送って、私の母のようなお母さんになり、いつかおばあちゃんになる…というものだった。

ところが、結婚をして子どもを望んでもまったくその兆しが見えず、不妊治療をしてもいっこうに我が家に赤ちゃんはやって来ることはなかった。

そんな私は今、妊活コーチと、「NPO法人Fine〜現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会〜」の代表を務めている。

妊活コーチが行うことは、相手(クライアント)が「望む人生を送りやすくする」ための、対話による支援だ。

その観点から、妊活においては不妊治療を行う前からやめるとき、またその後まで、その時々に応じた支援を行う。

本書は、自身やたくさんの仲間たちの体験を踏まえ、不妊治療を迷っているあなたへ贈る「不妊治療後・その後」のストーリー(物語)である。

「不妊治療に迷いがある」

「私は、ちゃんと、妊娠できるのかな。もしできなかったら…」

そんな気持ちが少しでもあるなら、あなたと同じような思いをした多くの仲間たちのその後の人生を知ってほしい。

そして、これからの人生をぜひ自分自身で選んでほしいのだ。

不妊治療を「後悔するもの」でなく「愛しい自分の人生の一部」にするために。

治療のやめどきを意識したら

「やめる」という選択肢が浮かんでくる頃

不妊治療を始めてステップアップを重ね、何度もトライするのに、妊娠できない…。

気持ちがおちこんで、泣いて、しばらくしたらまた落ち着いて、自分を奮い立たせて病院へ向かう。

あるいは何度も治療を繰り返すうちに知らず知らずのうちに自分の感情にふたをしてしまい、ただ淡々と病院に通う日々を送る。

そのなかで「やめる」という選択肢が目の前に浮かんできたとき、治療を続けながらも、その一方で「いつまで治療ができるだろう」「どこで区切りをつければいいんだろう」と継続に迷いが生じてくる。

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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