【体内時計にも個性があります】
インフォメーション
題名 | 体内時計にも個性があります |
著者 | 琴 天音(こと あまね) |
出版社 | あけび書房 |
出版日 | 2022年3月3日 |
価格 | 1,760円(税込) |
コロナ禍が続き、急激な変化に対応しきれない現状があります。こんなときだからこそ、睡眠と生活リズムを体内時計の観点から見直しませんか?
引用:Amazon
ポイント
- 自然界の生物は規則正しく、体内時計通りに生きている。
- 体内時計を社会生活に合わせられないのが、睡眠・覚醒相後退障害(DSWPD)である。
- 先進国最低である日本人の睡眠時間の短さについては、多くの人たちが危惧を抱いている。
サマリー
はじめに
私たちには、社会生活における時間とそれぞれが持つ体内時計という2つの時間軸がある。
一般的には、自分の体内時計など考えずに社会生活に合わせて起床・就寝しているだろう。
しかし、寝ようと思って床に就いても、なぜかなかなか眠れない。
いろいろな方法を試すが、一向に早く眠れない。
そんな場合は、体内時計による自分本来の睡眠時間帯と、眠らなければいけないと思う時間帯がずれていることが往々にしてある。
このような障害を概日リズム睡眠・覚醒障害(略してリズム障害)という。
また、自然な起床時刻と社会的に要求される起床時刻との差を「社会的時差ボケ」という。
それは、リズム障害患者だけでなく、程度の差はあれ、一般の人々にも多く見られる。
時差ボケ状態が慢性的に続くと、様々な心身の不調や病気の原因になる。
現代病の要因の一つに、この体内時計の乱れがある。
コロナ禍で、睡眠に一層の問題を抱える人たちが増えた。
コロナ以前の社会生活も決して健全とは言えないが、急激な変化に対応しきれない現状がある。
本書を通じて、睡眠と生活リズムを体内時計の観点から見直してもらいたい。