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【生きづらい世を生き抜く作法】

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題名 生きづらい世を生き抜く作法
著者 雨宮処凛
出版社 あけび書房
出版日 2016年9月
価格 1,650円(税込)

今の時代、戦争法強行成立、原発再稼働、貧困・非正規の蔓延、待機児童、いじめ、自己肯定感のはく奪、同調強制などなど、生きづらさいっぱい。時代をしっかり見据え、しかし肩の力を抜いて、自分を大切に生きること―。いじめやリストカットを体験し、キャバ嬢、右翼にも身を置いた著者が味わい深く、軽妙に記したエッセイ集。
「あなたのやるせなさ、違和感に効く言葉きっとあります」と著者は帯で訴えます。悩める人、困っている人に寄り添った、優しさと温かさ、そして強さ満載。
「生きてて良かった!」―読みながら、そして読んだ後、きっとそんな気持ちにさせてくれる一冊です。

引用:あけび書房

ポイント

  • 本書は、ホームレスの方々の自立を応援する雑誌「THE BIG ISSUE(ビッグイシュー日本版)」で、「世界の当事者になる」というタイトルで9年間連載してきたものから厳選し、まとめたものだ。

  • 勝手に数値化された自らの欲望を奪還し、コントロールされることに抵抗する。それがまず、当事者としての自分を取りもどす第一歩だ。

  • 今、多くの人が「世界の当事者」としてこの現実と格闘している。少しでもマシな未来のために声を上げている。

サマリー

まえがき

今年も1年、死なないようにしよう。

いつからか、新年にそんな「低レベルな目標」を掲げるようになっていた。

そうしたら、肩の力が抜けて、少し、生きやすくなっていた。

それが30代から始めた私の「生きるコツ」だ。

20代の頃も、30代になっても、周りで何人もの人が自ら命を絶った。

同時に、多くの人々の生活に「格差」や「貧困」が暗い影を落とし始めた。

どうやったら幸せになれるのか、どうしたら最低限、餓死したり行き倒れにならないのか、その方法すら闇の中。

そんな先行き不透明な世界が、今、私たちが生きている社会なのだと思う。

この本は、そんな中で少しでも生きやすくなる作法を書いたつもりだ。

本書は、ホームレスの方々の自立を応援する雑誌「THE BIG ISSUE(ビッグイシュー日本版)」で、「世界の当事者になる」というタイトルで9年間連載してきたものから厳選し、まとめたものだ。

2006年の連載開始から5年後の2011年、東日本大震災が発生。

多くの命が失われ、「今年も1年死なない」ということが、どれほど奇跡の上に成り立っていることなのか、気づいた。

3・11前と3・11後、あの日から、何が変わり、何が変わらなかったのか。

そして、この国はどう変わり、どう変わらなかったのか。

本書はこの10年間の日本社会の変容も描いている。

この本が、あなたに寄り添う一冊になれれば、これほど嬉しいことはない。

3・11以前ー2006年から「あの日」まで

奪われた当事者性を奪還せよ!

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