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【リストラ中年奮戦記-50歳で宣伝マンが庭師へ、今70歳、ボランティア三昧の日々】

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インフォメーション

題名 リストラ中年奮戦記-50歳で宣伝マンが庭師へ、今70歳、ボランティア三昧の日々
著者 高木 喜久雄
出版社 あけび書房
出版日 2016年9月
価格 2,420円(税込)

 

 

大手音響メーカーに就職、宣伝部門を担当。

労使協調路線労組のなかで筋を通して頑張ったものの…。

会社の経営不振で50歳でリストラ。

心機一転、全く未知の庭師の道に飛び込む。

一から修行。厳しい道を乗り越えて、庭師として独立。

目の病いなどで、数年前に庭師を廃業。

70歳の今は森林ボランティア、子供へ絵本・紙芝居の読み語りボランティアで走り回る日々。

なんともはや潔い生きざまです。大変ですが、こんな生き方も素敵です。

引用:あけび書房

ポイント

  • 最初の訓練は日本庭園には欠かせない竹の垣根、四つの目垣・建仁寺垣を作っていく。すぐに指の皮が破れる。我慢してやっているうちに、もう指の指紋も消え、皮が厚くなってきた。

  • フーテンの寅さんのセリフ、「額に汗をして働く労働者諸君」の仲間入りをして働いている。

  • どんなに怒られようとも一切の弁解や言い訳はしまいと心に決めていた。「一番の新米」であることを自分の武器にしてひたすら、先輩から学ぶ毎日である。

サマリー

はじめに

かつて、私は音響メーカー・パイオニア(株)のサラリーマンであった。私は20年前、50歳の誕生日の1か月前にリストラで退職した。

リストラをしなくてはならなくなった会社は皆、上司の顔色を伺うヒラメばかり。

こんな連中と定年まであと10年も一緒に仕事をするのかと思ったら嫌になって、希望退職に手を挙げた。

職業訓練校を経て造園会社へ入社。

その後一人の庭師として独立し、さらに森林ボランティアとも出会った。

「桜と梅の区別もつかない」とカミさんに馬鹿にされていた宣伝マンが、プロの庭師になり、さらには、里山センターの理事にまでなることができた。

リストラ中年の20年間の奇跡が何かの参考になれば幸いである。

おじさん技能士訓練生

消えた指紋

最初の訓練は日本庭園には欠かせない竹の垣根、四つの目垣・建仁寺垣を作っていく

ひたすら竹と竹をシュロ縄で結ぶ。

縄はザラザラしているため、すぐに指の皮が破れる。

また、サカムケが酷く、血が噴き出したことも。

絆創膏を休憩時間ごとに巻きながらやっていたが、先生から「指の皮の鍛錬にならない」と指摘され中止。

我慢してやっているうちに、もう指の指紋も消え、皮が厚くなってきた。

縛り方そのものは極めて単純だが、一晩たつと忘れてしまう。

こんな単純なことがなぜできないのかと、自分で自分に苛立ってしまう。

失業者の中高年クラスなので誰もが同じ。

悔しくて、始業時間前にも休み時間にも教え合いながら、忘れたことを思い出そうと必死であった。

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