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【人生を変える「質問力」の教え】

インフォメーション

題名 人生を変える「質問力」の教え
著者 谷原 誠
出版社 WAVE出版
出版日 2019年7月
価格 1,650円(税込)

自分の言葉に「質問力」を与えるだけで、人生の主導権を得られる
ただの技術ではない、一生ものの法則が身につく!

【人を動かす「質問」とは何か】
たとえば、先方との交渉がうまくクローズできない際、
相手はこちらの内容について、何か渋っているご様子です。

あなたは、次のような質問が考えられると思います。

A「弊社の契約内容の、どこが難しいとお考えですか」 B「どのように内容を改善したらよろしいでしょうか」
両者の違いはほんの些細なものですが、
AではなくBが正解なのです。

質問1つだけで、その後の結果が大きく変わってきます。

本書では、様々なビジネスシーンで活かせる質問力について、
小説形式で学べるようになっています。

夢を持って弁護士資格を取得した主人公が、
弁護士業だけでは生活できず、
コンビニのアルバイトで収入を得ていました。

そんなある日、憧れの弁護士の紹介で出会った人物(メンター)から、
質問力のレッスンを受けることになります。

メンターのレッスンを受けて質問術を身につけたことにより、
紆余曲折を経て弁護士として成長していく主人公の前に、
質問力を正しく使うことによって事件を解決する日々が訪れます。

そこに過労交通事故という、
過去の判例で認められていない事件が舞い込みました。

身につけた質問力を武器に精一杯戦うが、
裁判は敗訴濃厚のまま進んで行き、いよいよ証人尋問へ。
さて、その結末は……。

合計10万部以上のベストセラーとなった
「『いい質問』が人を動かす」のメソッドを、
わかりやすく小説形式で落とし込みました!

人生を変える質問の力を、ぜひ本書から得てください!

引用:WAVE出版

ポイント

  • 本書の主人公は、弁護士になりたての若者である。メンターが主人公に教えを授けるというストーリーで、主人公が質問力を身につけ、成長していくという物語だ。

  • 物事を考える方向性を作るもの、それがまさに質問なのだ。

  • 人を動かすのは手段であって目的ではない、ということを忘れないようにしなければならない。

サマリー

はじめに

本書は、ビジネス書であり、物語だ。

物語を読み進めることにより、「質問力」を身につけられるように工夫して書いた。

一般的に、質問というのは、自分が知らないことを他人から教えてもらう、という意味で使うと思う。

しかし、本書では、それだけでなく、質問で他人を説得したり、さらには、自分に対して質問をすることで自分を変えていく、という方法も入れてある。

質問力のなかでも不思議なパワーをもつ「誘導質問」をご存知だろうか?

表向きには質問の形式を取っていながら、その質問の前提として、人の思考を方向づける内容を入れておき、質問された人の思考の方向性をコントロールしてしまう、というテクニックだ。

私は弁護士として、数多くの依頼者から依頼を受け、あるときは相手と交渉し、またあるときは裁判で戦って、様々な事件を解決してきた。

その過程で、質問の大切さに気づき、何冊も質問力の本を書いている。

本書の主人公は、弁護士になりたての若者である。

メンターが主人公に教えを授けるというストーリーで、主人公が質問力を身につけ、成長していくという物語だ。

本要約では、26歳の弁護士である神澤健吾が、メンターであるリアム・タカユキ・ジョーンズ(通称タカ)から受けた教えのポイントを中心に紹介する。

質問が持つ4つの力

メンターのタカが経営するスポーツジムで、神澤は質問力の教えを受けることになった。

タカは、質問の力は大きく4つあり、この4つの力を知っておくことが重要であると伝えた。

1つめは「質問は思考を発生させる」という力。

人は質問をされると、その質問内容を考えてしまう性質がある。

だから、人に何かを考えてほしければ、質問をすればいい。

2つめは「質問は思考の方向を限定する」という力。

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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この要約の著者

大学で日本文学を専攻。
卒業後、大手人材派遣会社で独立行政法人の就業サポート業務に従事。
育児中、ベビーマッサージインストラクター、食生活指導士等の資格を取得し、教育系メディアにてwebライターに。
2023年、サマリーオンラインに参画。累計100記事以上の要約記事を制作。
人生に新しい彩りを与える「本」とのコネクト役になれたら嬉しいです。

好きな本
『落梅集(島崎藤村/日本近代文学館)』
『ロラン=マルヴィーダ往復書簡(南大路振一訳/みすず書房)』
『好奇心を天職に変える空想教室(植松努著/サンクチュアリ出版)』

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