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【世界に通用する子どもの育て方】

インフォメーション

題名 世界に通用する子どもの育て方
著者 松村亜里
出版社 WAVE出版
出版日 2019年3月6日
価格 1,650円(税込)

 

 

「成功させようとする」子育ては、ストレスが高い子が生まれ、幸福感も年収も低くなる。
「幸せな子に育てれば、おのずと成功する」――AI時代に活躍できる子どもの育て方。

「成功するから幸せではなく」「幸せな子が成功する」というエビデンスをもとに、これからの時代、幸せな「世界に通用する子ども」になる道がわかるでしょう。

単純な仕事がAIにとって代わられる「AI時代」に活躍できるのは、人とつながれる「幸せな子」。

日本人はともすれば「統制型」で、罰や報酬で子育てしがち。
しかし統制的に子育てをすると「いい子でなければならない」と、人に弱みを見せられない子になり、ひいては人とつながれず、幸福感が薄い子に育つ。
一方、「支援型」で育った子のほうが、年収も健康も幸福度も高いそう。

●幸せな人はそのままで成功する
●どんな罰も子どもをダメにしてしまう
●ご褒美も子どもをダメにしてしまう
●報酬は創造性の高いことには効かない
●報酬をもらうと興味は落ちてしまう
●自己決定理論は人間性を尊重する
●子どもの成功と幸せを願うなら支援型
●親は子どもが甘えられる安全基地
●親子の関係が子どもの幸せを左右する
●親の批判が子どもをダメにする 
●自分が満たされるとまわりも満たされる
●ほめるときには期待を込めない
●強みを見ていれば問題行動はなくなる
●子どもはご褒美より親の信頼が嬉しい
●親は子どもの課題を取り上げない
●親が圧力を感じていると子どもに影響する
●人とのつながりがウェルビーイングを高める

…など、科学的に検証された子育てスキルは、つらい子育てを確実に楽にしてくれます。
「子育ての道具箱」になるように、たくさんのツールが詰め込まれている本書をぜひ手にとってみてください。

引用:WAVE出版

ポイント

  • 「成功したから幸せになるのではなく、幸せだから成功する」のである。幸せな子は自然に成功していく。

  • 世界で通用する子どもを定義すると、①世界のどこにいても幸せ、②自分の強みを生かして人を幸せにすることである。

  • 花の種は、太陽や水、いい土があれば自然に育ち、キレイな花を咲かせるように、何かさせなくても、良い環境が整い、邪魔が入らなければ、子どもは自然に成長していくものだ。

サマリー

子育ての目的と幸せのつくり方

幸せな人はそのままで成功する

ポジティブ心理学の研究では、「成功したから幸せになるのではなく、幸せだから成功する」のである。幸せな子は自然に成功していくのだ。

では、いま幸せであることが、将来にどう影響していくのだろうか。

第一、「収入」

イリノイ大学の調査によると、性格のポジティブ度が高かった学生は、低かった学生に比べて平均年収が1万5000ドルも高いという結果になった。もし、わが子に高収入になってもらいたいなら、子ども時代に幸福であれば叶うことになる。

第二、「身体的健康」

ある研究では、修道院に入る時の自己紹介文を、ポジティブな言葉で多数表していた修道女は、60年後の生存率が高かった。幸せな人は10年長く生きるとは、今や有名な話である。

さらにポジティブ感情は、免疫力も高めるのだ。

第三、「社会的に健康」

ある時点で幸福なひとは、将来の夫婦関係や人間関係で満足するということがわかっている。

第四、「パフォーマンス」

ポジティブな感情はパフォーマンスを高める。

トランポリンで跳ねてポジティブになった5歳児は、クイズの正解率が上がったり、事前にポジティブ感情を喚起された医師は、難しい症状を正しく診断する確率が上がったようだ。

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