【今日も世界は迷走中 – 国際問題のまともな読み方 -】
インフォメーション
題名 | 今日も世界は迷走中 – 国際問題のまともな読み方 – |
著者 | 内藤 陽介 |
出版社 | ワニブックス |
出版日 | 2023年07月 |
価格 | ¥1,760(税込) |
ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。
<世界は>
■ディープステートはいます。信じる人の心の中に。
■ウクライナ戦争で「国際社会のはみ出し者」同士がくっついた
■過激派のスターたちが集結、まさに「反米テロリスト・サミット」がスーダンで実現!
■陰謀論を信じてクーデターを起こしたドイツ貴族!?
■北欧から学ぶべきは「福祉」よりも「軍事」と「外交」
■韓国の反日叩きは無意味!“歴史戦”を仕掛けよう
■北欧2カ国のNATO加盟はトルコの一人勝ち?
■中国のサウジ・イラン仲介は朝貢国家の悪い癖?
■マジメな移民が激怒したスウェーデンの移民政策
■北欧の移民政策を見習え? ダメ。ゼッタイ。
■朝鮮半島を読み解くキーワードは「理」
<そして日本へ>
■増税・規制から日本を救う“落選運動”のススメ
■目覚めろ左翼!レジ袋規制こそ「戦前回帰」だ!
■いつまでも「GHQの洗脳工作」のせいにしてちゃダメ!
■知ってますか?日本でトンデモ規制が生まれる構造
第1章 中国が仲介したサウジ・イランの国交回復から“世界を読む”
第2章 取扱注意!今日も世界を動かす「陰謀論」
第3章 日本が見習うべき“お手本”北欧の迷走
第4章 みんな知らない韓国“反日”の正体
第5章 日本社会の病理とその処方箋
引用:ワニブックス
ポイント
- 日々世界で起こっている出来事を理解するには、当然それぞれの国や地域に関する歴史や国際情報に関する知識が不可欠である。
- 陰謀論は、歴史的・社会的事実を踏まえた”常識”で考えるとあり得ないものがほとんどだ。
- 国会はあくまでもその「支持者の代表」の”集合体”として日本国全体を代表している形になっているだけであって、個別の国会議員はあくまでも支持者の声や利権の代表に過ぎない。
サマリー
はじめに
地上波・ネットを問わず、一般的な報道番組では、速報性という観点から、どうしても、事実の推移を逐一追いかけていかざるを得ない面があり、その歴史的・思想的な背景などをじっくりと掘り下げていく余裕を確保しづらいという面もあるだろう。
これに対して、国際ニュースとして報じられた出来事の背景についてじっくり読み込み、その「意味」を理解しようというのが本書のスタンスである。
世界各地で不安定な情勢が続き、その対応をめぐって各国政府が迷走しているように見える中、我々はどうするべきか、という問題を考えるためのヒントを提供することで、微力ながら、ぜひ、皆様のお役に立ちたいと考えている。
取扱注意!今日も世界を動かす「陰謀論」
陰謀論にダマされるな!
日々世界で起こっている出来事を理解するには、当然それぞれの国や地域に関する歴史や国際情報に関する知識が不可欠である。しかし、そうした知識を得る際に気を付けてほしいのが「陰謀論」である。
ユダヤ、フリーメイソン、イルミナティ、国際金融資本、CIAなど主語は論者によって色々だが、特定の組織や集団がものすごい力を持っていて、彼らが意のままに陰で世界を操っている。だからマスコミが報道しているような表向きの情報だけでは永遠に”真実”にはたどり着けない・・・というものだ。
確かにマスコミの報道に誤りや問題があることは否定できない。また、陰謀や秘密工作が世界のいたるところに存在しているのも事実である。
しかし、しっかりした根拠もなく何でもかんでも陰謀論を主張するのは、ただの「レッテル貼り」になってしまう。そういう陰謀論は、歴史的・社会的事実を踏まえた”常識”で考えるとあり得ないものがほとんどだ。当然そんなものを通じて世界情勢を理解しようとすれば、トンデモない方向に導かれてしまう。