【THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論】
インフォメーション
題名 | THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論 |
著者 | 河合 薫(かわい・かおる) |
出版社 | プレジデント社 |
出版日 | 2022年3月16日 |
価格 | 1,760円(税込) |
50歳は、まだ人生の途上なのだ──。
サラリーマンは必ず終わる。肩書は無意味になる。
だからこそ、どう生きるか。
「45歳定年制なんて聞いてない」
「役職定年こんなはずじゃなかった」
「定年延長やめときゃよかった」
必死に走り続け、気がつけば「働かないおじさん」扱い。
五十にして天命を知るどころか、迷い、戸惑い、恐れている……。
「サラリーマン“無理ゲー"社会」をこれからどう生きる。
気鋭の健康社会学者にして、Web連載コラムがビジネスマンに大人気の著者が、最新研究の知見、直接インタビューをした約900人のビジネスマン、みずからの実体験を通して語る、まったく新しい“幸福を手にする"ための生存戦略。
引用:プレジデント社
ポイント
- 健康社会学の研究者として意見したいことは、どんなに報われない陰鬱な世の中でも、「私」たち人間には、「幸せへの力」があるということだ。
- リアルな声に耳を傾けるほど、【半径3メートル世界】の人たちとの関わり方の重要性を痛感し、「人は幸せになるためにこの世にうまれてきた」と確信するようになったのだ。
- 人の心の奥底には「HOPE」があり、これからの時代の鍵を握るのは、HOPEの復興にあると信じている。HOPEをシンプルに言えば、「前向きにいきようとする意思」であり、「あきらめない力」のことである。
サマリー
50歳、このまま終わりたくない・・・
このままじゃヤバイ
もし、新型コロナウィルスに襲われなかったら、この本を書いていなかった。
コロナ前の著者は、「そろそろフェードアウトに入ろうかなあ」などと考えていたが、目に見えないウィルスにより、そんな悠長なことを言っている余裕が消えた。
同じように、同世代の人たちの中にも、「このままじゃヤバイ」と焦燥感を募らせた人がいた。
50歳という“一丁上がり感”で、不覚にも時間と成長が止まったことに気づき、不安を覚えると同時に、人生の「光」が久々に見えた。
それはずっと信じて生きてきた「私」の小さな可能性である。
「そうだ!今まで通り、そして、きちんと歩き続けよう。一時期のようなスピードは出せないかもしれないし、カネになるかどうかもわからない。それでも、厳しい時ほど具体的に動くが勝ちと信じて、自分らしく」と覚悟したのだ。