【ズバ抜けて結果を出す人だけが知っているー感情に振り回されないための34の「やめる」】
インフォメーション
題名 | ズバ抜けて結果を出す人だけが知っているー感情に振り回されないための34の「やめる」 |
著者 | 片田 智也 |
出版社 | ぱる出版 |
出版日 | 2022年3月28日 |
価格 | 1,540円(税込) |
感情を制するものはビジネスを制す!
感情とうまくつきあう秘訣は、1本の「境界線」にあった――
ビジネスで結果を出すためには、感情のマネジメントは不可欠。
しかしながら、ネガティブな感情を抑えるのは難しいもの。
本書では、やってしまいがちな34の思考の悪習慣を、思い切って「やめる」ことを提案。
感情に振り回されるのではなく、感情を上手に使いこなせるようになりましょう。
引用:ぱる出版
ポイント
- 「コントロールできるもの」と「そうでないもの」を分ける「境界線」さえクリアに見えれば、何かに振り回される日々から解放されるのだ。
- 大きな結果を出す人に共通するのは、「自分次第でコントロールできないものに意識を向けないこと」だ。
- 受け入れる力とは、正しく「諦める」力のことだ。本来、「諦める」とは、「物事の真理を明らかにする」という意味である。
サマリー
振り回される日々からの解放を
「感情をきちんと制御できる人」と「感情に振り回される人」の違いは、「境界線が見えるかどうか」の一点である。
「境界線」とは、「自分次第でコントロールできるもの」と「コントロールできないもの」を分ける線のことだ。
たとえば、急いでいるのに電車が遅れていると、普通は不安やイライラ、怒りがわいてくる場合もあるだろう。
しかし、「境界線が見えている人」は、「電車遅延か、コントロールできないね」と、境界線から先をスパンと切り捨てられる。
電車が来る時間は、イライラして過ごしても、リラックスして過ごしても変わらない。
「境界線」が見えれば、コントロールできないものを存在ごと無視できるのだ。
著者が、境界線が見え始めたのは、奇しくも、実際の視力を大幅に失ってからだ。
20代の頃、緑内障になり、右目はほぼ失明、左目も大幅に視力が失われた。
「どう生きていけばいいか」「もっと早く気づいていれば」「何でこんなことに」「誰も理解してくれない!」不安やイライラ、後悔、怒り・・・。
終わりの見えない戦いの果てに辿り着いたのが、「自分でどうにもならないことは無視しよう。それしかない。」という結論であった。
すると、だんだんと「コントロールできるもの」に意識が向き、「視覚障害そのものはどうしようもないが、見えづらくなったことにどんな意味を見出すのか。それは自分で決められる」ことを知った。
「コントロールできるもの」と「そうでないもの」を分ける「境界線」さえクリアに見えれば、何かに振り回される日々から解放されるのだ。