【「鬼滅の刃」流 強い自分のつくり方】
インフォメーション
題名 | 「鬼滅の刃」流 強い自分のつくり方 |
著者 | 井島由佳 |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2020年4月 |
価格 | 1430円(税込) |
私は、自分の息子と学生に、『鬼滅の刃』は必ず読んでほしいと思っています。
それは、こんなにも、親や教師が伝えたいメッセージが、熱く、わかりやすく詰めこまれたマンガは、ほかにないからです。
私たちが生きている現実世界は、過酷です。
思い通りにならない。
やりたいことは自由にできない。
欲しいものはすぐに手に入らない。
自分はなんて弱いんだ、もうダメだと思い知らされることが多いことでしょう。
生き抜くためには、強い自分をつくりなさい、とよくいわれると思います。
でも、どうすれば強くなれるのか、誰も教えてくれません。
それはきっと、誰も「こうすれば強くなれる!」とはっきりと言えないからだと思います。
『鬼滅の刃』では、それがわかりやすく示されます。
どうすれば、人は強くなれるのか。
強いといわれる人は、どうふるまうのか。何を考えているのか。
キャラクターを通して、描かれます。
みなさんが強い自分を手に入れて、どんな困難に直面しても、自分の手で未来を切り開き、夢をかなえるための一歩を踏み出す、お手伝いが、本書を通してできれば、幸いです。
引用:アスコム
ポイント
- 『鬼滅の刃』は、私たちが当たり前のように思っていながらも、ふだんなかなか意識することのできない”人間の真理”のなんたるかを、人間の強さをこれでもかというほど示してくれる。
- 「壁にぶつかったときこそポジティブシンキング」という炭治郎イズムは、強い自分になるために欠かせない要素といっていいだろう。
- 優れた人生の教科書ともいえる『鬼滅の刃』の原作やアニメを見て、多くのことを感じ取り、学び、参考にし、実生活に生かしていってほしい。
サマリー
『鬼滅の刃』が教えてくれる「強さ」とは
『鬼滅の刃』というマンガほど、親や教師が伝えたいメッセージが、熱く、わかりやすく詰め込まれたものは、ほかにない。
どうすれば、人は強くなれるのか。
強いといわれる人は、どうふるまうのか。何を考えているのか。
そのことが、主役の竈門炭治郎をはじめとする魅力的なキャラクターを通して、描かれている。
大人も子どもも、みんなが誰かに教わりたかった、強く生きるための教えが、このマンガには詰まっているのだ。
炭治郎を中心にした登場人物たちの言動、立ち居ふる舞いは、現代人が忘れかけているけれど、実は当たり前のこと、やって然るべきことが多い。
目標達成には努力の積み重ねが欠かせないこと。
人間は決して1人では生きていけないという現実。
相手を認め、敬い、大切にしようとする姿勢の重要性。
『鬼滅の刃』は、私たちが当たり前のように思っていながらも、ふだんなかなか意識することのできない”人間の真理”のなんたるかを、人間の強さをこれでもかというほど示してくれる。
本書が『鬼滅の刃』に込められたメッセージをひも解き、みなさんへお伝えするガイドとなればと思う。
「積み重ね」が1人の炭売りの少年を変えた
積み重ねることで、心も体もどんどん強くなる
私たちに強い自分のつくり方を教えてくれる中心人物は、『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎だ。