【限られた時間で必ず仕事が終わるダンドリと予定の立て方】
インフォメーション
題名 | 限られた時間で必ず仕事が終わるダンドリと予定の立て方 |
著者 | 井出 元子 |
出版社 | かんき出版 |
出版日 | 2023年4月6日 |
価格 | 1,650円(税込) |
仕事の速さと質の両立ができる人を目指そう!
「ワークライフバランス」や「働き方改革」という言葉とともに、残業を奨励しない企業が増えてきました。
働き過ぎずプライベートも充実させて、心身共に健康な生活を送っていこうという考え方はいいことだと思います。しかし、働く時間は減っても仕事量は減りません。それどころか人員削減で仕事が増えることさえあります。さらに在宅ワークや時差出勤など、チームのメンバー全員がそろわないことが多く、コミュニケーションがとりづらいことから仕事がスムーズに進まないこともあります。
このような状況の中、残業しないためには仕事のスピードを上げるしかありません。だからといって、仕事の質を落とすのは問題外です。
本書は、著名な経営コンサルタントの現役秘書であり、自身も人材育成コンサルタントでもある著者が、仕事をダンドリよく正確に行うためのメソッドを88紹介しています。
ダンドリが身につくと、
・手順を明確にすることで時間が読める
・先を読んだ仕事ができるため、抜け・モレ・ミスが減る
・業務の効率化・スピード化が図れ、割り込みの依頼にも臨機応変に対応できる
・視野を広く持つことができ、気づきや気配りができるようになる
・余裕と時間が生まれるので、新たな仕事に取組めて、成長を実感できるようになる
といった状態になります。
仕事に追われている感覚から、仕事をコントロールできている感覚に変わるのです。
なお、本書は見開き2ページで1項目展開になっていて図版も豊富に使用しているので、若手ビジネスパーソンや読書習慣があまりない方にもおすすめです。
引用:かんき出版
ポイント
- 膨大なやること(=タスク)を前に、どうしたらモレなく確実に、しかも早く仕事を終えられるかを必死で考え、多くの本や人に聞いた方法を試し、自分なりのダンドリ術を編み出した。
- ダンドリの6ステップとは、①ゴールの確認②タスクの洗い出し③手順の検討④所要時間の見積もり⑤スケジュールに落とし込む⑥タスクの実行の6つのステップである。
- ダンドリをうまく行うには、ひとつの仕事が完了するまでに起きる事態を予測することが欠かせない。予測と準備こそが、ダンドリの極意と言えるのだ。
サマリー
ダンドリは、楽ではない仕事を楽しくするスキル
毎日仕事に振り回されていると感じる人は多いであろう。
多忙な経営コンサルタントの秘書になったばかりの著者もまさにそうであった。
秘書業務は、終わらない仕事の山であり、毎日時間に追われていた。
そこで、膨大なやること(=タスク)を前に、どうしたらモレなく確実に、しかも早く仕事を終えられるかを必死で考え、多くの本や人に聞いた方法を試し、自分なりのダンドリ術を編み出した。
読者が、本書で紹介するダンドリを実践し、仕事をコントロールできるようになり、仕事を楽しめるようになることを願う。