【Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」】
インフォメーション
題名 | Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」 |
著者 | 亀井聡彦 鈴木雄大 赤澤直樹 |
出版社 | かんき出版 |
出版日 | 2022年07月04日 |
価格 | 1,650円(税込) |
本書は、単なる経済書でも、技術書でもない。
自己啓発書やSFのような未来予知本でもない。
今後世界を覆い、社会的な大変化を引き起こす「Web3」というインターネットの転換点と、その背景にある「DAO」というブロックチェーンによって可能になった新しいコミュニティについての概要と本質を、インターネットの歴史を紐解きながら1冊にまとめたものである。
なぜこれほどまでに世界が、起業家が、アーティストが、今に生きる人たちが、Web3に熱狂しているのだろうか。その背後にあるDAOになぜ注目が集まっているのか。
本書を読めば、その理由がわかるはずだ。
さぁ、Web3の世界へと飛び込んでみよう。
引用:かんき出版
ポイント
- Web3はインターネットの主導権を企業から個人に戻すものだ
- DAOとは、「中心のない、ミッションドリブンのコミュニティ」である
サマリー
インターネットの最初の思想
インターネットの始まりのあり方はWeb1.0と言われ、「インターネットは万人のものであるべきだ」という理念を掲げられていた。
Web3の理解のために、まずはWebの今までの足取りについて見ていこう。
Web1.0→Web2.0→Web3
Web1.0
コンピューターの誕生は1940年頃だ。ちょうどこの頃は冷戦時代で、コンピューターはまだ貴重な存在であった。
遠隔地でも利用できるように分散して管理する方法が提案され、その後World Wide Web=WWWが発明された。
WWWの生みの親であるティム・バーナーズ=リーは「インターネットは万人のものであるべきだ」という理念を掲げ、誰でも利用可能なものにした。
この時代、まだインターネットはできたばかりで、情報の送り手と受け手は固定されていた。
これがWeb1.0の時代である。