【脳が目覚めるたった1つの習慣】
インフォメーション
題名 | 脳が目覚めるたった1つの習慣 |
著者 | 瀧 靖之 |
出版社 | かんき出版 |
出版日 | 2016年12月5日 |
価格 | 1,430円(税込) |
集中、モチベーション、記憶、思考・・・
能力もパフォーマンスも10倍アップ!
仕事ができる人を“科学的”に解明! !
もっと結果を出したい、タフに働きたい人へ
16万人の脳画像を見てきた脳医学者が明かす
1 好奇心を掻き立てる→2 コミュニケーションを楽しむ→3 有酸素運動で海馬を大きくする
3つのステップであなたの人生は劇的に変わる!
最新の脳科学からわかった“最強頭脳”メソッド
この本で紹介する脳の特性を知り、それに逆らわない方法を身につければ、仕事で成果を上げることも、時間を効率的に使うことも、人間関係を豊かにすることも、ストレスに強い心身を手に入れることもできます。
1ページずつ読み進めていくにつれ、あなたを変え、あなたの人生をも変える、脳の驚くべき力を知っていくはずです。(「はじめに」より)
引用:かんき出版
ポイント
- 脳を目覚めさせるポイントは「好奇心を追求すること」と「コミュニケーションを楽しめる仲間を持つこと」である
- 脳の一部である海馬は、記憶全体をコントロールしたり情動に関わる他の脳領域に大きな影響を与える役割を担っており、海馬は何歳であっても増やすことが可能だ
サマリー
はじめに
集中力を持続したり、モチベーションが上がらない状況に苦しんだことはないだろうか。
これは脳の特性を知らないことが原因である。
本書では、脳の特性を知り、やる気や集中力、記憶力などを喚起する方法を紹介している。
脳の特性を知り、それに逆らわない方法を身につければ、仕事で成果を上げたり時間を効率的に使ったり、ストレスに強い心身をつくることさえ出来る。
脳の欲求を満たし、脳を目覚めさせる
主観的幸福度を高める選択をして、積極的に行動する
集中力が続かない、モチベーションが上がらない状態とは脳が眠っている状態だ。
この原因は、本来脳に備わっている、幸せになりたいという欲求を無視していることにある。
脳を目覚めさせるためには、主観的幸福度を上げる選択をして、積極的に行動し、脳の欲求を満たせばよい。
脳は、自分が心地いいことや好きなことしか、真剣に考えようとしない特性をもっているため、どんなに気合いを入れても自分が心地いいとも好きだとも思えないことに関しては、やる気や集中力を発揮することができないのだ。
主観的幸福度を上げるポイントは「好奇心を追求すること」と「コミュニケーションを楽しめる仲間を持つこと」である。
脳は五感から情報を得るが、情報量が多いため、脳の一部である扁桃体が重要な情報のみを選別するのだが、その対象は、命を脅かす危険があるものに対する「不快・嫌い」と、命を長らえさせてくれる「快・好き」の2種類である。
脳は「不快・嫌い」の情報については考えることを拒否するが、「快・好き」の情報については、快感や幸福感をもたらすドーパミンとよばれる神経伝達物質が放出されるため積極的に考え始める。
さらに、ドーパミンは「快・好き」の情報が手に入った時よりも、手に入りそうだと感じた時により多く放出される。
これは脳が幸せになりたいという欲求を満たそうとするためである。
本書では主観的幸福度を高める方法を紹介するが、嫌々やると意味がない為、楽しみながら実践してほしい。