【たとえ明日終わったとしても「やり残したことはない」と思える人生にする】
インフォメーション
題名 | たとえ明日終わったとしても「やり残したことはない」と思える人生にする |
著者 | 杉村貴子 |
出版社 | 日本実業出版社 |
出版日 | 2023年3月10日 |
価格 | 1,650円 (税込) |
仕事、家族や友人、余暇、自己成長、それぞれ大切にできていますか? 『絶対内定』や我究館の創業者として知られる夫・杉村太郎が47歳という志半ばで最期に遺した言葉をきっかけに、心理学やキャリア理論を探求するなかで著者がたどり着いた「幸せの法則」。
引用:実業之日本社
ポイント
- 仕事中心のライフスタイルを送っている社会人は珍しくない。中には「趣味は仕事」という人もいる。しかし、その仕事に定年があるとしたら、人生のすべてであった仕事がなくなった時に何が残るだろうか。
- ストレスは「キラーストレス」とも呼ばれ、精神的健康にも、肉体的健康にも悪影響をもたらすことがわかっている。過度なストレスは、心身に悪影響を及ぼす。
- 蓄積したストレスによるダメージを回復させるのに効果的なのが、「余暇」の時間である。
サマリー
はじめに
寿命は自分で決められないが、悔いなく生きることはだれにもできる。
残りの人生の長さに関係なく、ウィルビーイング(満たされた幸せな人生)な生き方は年齢に関係なく始められるのである。
本書では、どうすれば、もし明日が人生最後の日だとしても「やり残したことはない」と思えるウィルビーイングな生き方ができるのかを解き明かしていきたい。
ひとりでも多くの方に、かけがえのない人生を自分らしく幸せに生きていただきたい。
そう心から思い。この本を書いた。皆様の人生が、より輝くものになることを願い、一文字一文字に魂を込めたつもりである。
自分から「仕事」を取ったら何が残るか
「4つのL」のバランス
仕事中心のライフスタイルを送っている社会人は珍しくない。
中には「趣味は仕事」という人もいる。
しかし、その仕事に定年があるとしたら、人生のすべてであった仕事がなくなった時に何が残るだろうか。
仕事(Labor)以外の自分が想像できないとしたら、4つのLのバランスについて、改めて考えてみてほしい。
家族や友人たちとの時間(Love)、余暇(Leisure)、学び・自己成長(Learning)にどれだけ時間を注いでいるか。
現代は、定年を迎えた後の人生についても想いを巡らせながら生きていくことが大切な時代になった。
定年後の自由な時間は約8万時間あるという。20代~60代までに働いてきた時間よりも長いと言われている。
たとえ仕事が面白いからといっても、仕事に没頭しすぎて、常にオン状態で走り続けていると、心身の健康に支障をきたす可能性もある。
「4つのL」を意識しながら、ポートフォリオを組むつもりで、バランスを意識してみてほしい。