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【給料の上げ方 日本人みんなで豊かになる】

インフォメーション

題名 給料の上げ方 日本人みんなで豊かになる
著者 デービッド・アトキンソン
出版社 東洋経済新報社
出版日 2023年4月7日
価格 1,760円(税込)

 

 日本人の実力は、こんなものではないーー。

在日33年、日本を愛する伝説のアナリストが、
「給料の本質」と「日本人の給料を上げる方法」を明かす。

いまこそ、
自分のために、仲間のために、
そして日本のために動きだそう。

◆筆者よりコメント◆
日本人の給料は過去30年間、ほとんど上がっていません。
いまの給料は、まじめな日本人の働きにふさわしい水準ではありません。
政府や経営者に任せていては、給料は上がらないことがハッキリしました。
いまこそ、日本人1人ひとりが動き出すときです。
本書では「給料の本質」を明らかにし、
日本人の給料を引き上げる「戦略」と「戦術」を導き出します。
ーーデービッド・アトキンソン

引用:東洋経済新報社

ポイント

  • 先進国では7割以上の労働者が、自分の給料を上げてもらうよう、毎年経営者と交渉している。

  • 「この会社では成長も期待できなければ、自分の希望もかなえてもらえない」と判断せざるを得ない場合は、何の躊躇もなく転職するべきである。

  • あなたが経営者を評価して選ぶ時代。

サマリー

はじめに

日本人の給料は、この30年間ほとんど上がっていない。

同じ時期に、税金と社会保障費の負担が増えたため、手取り収入は大きく下がった。

政府は企業の経営者に「賃上げ」を訴えてきたが、残念ながらその効果は微々たるものにとどまっている。

一方、他の先進国では給料がコンスタントに上昇し続けている。

なぜ、日本と海外の国々ではこんなに違ってしまったのであろうか。

答えは、「海外では個人が給料を上げる主役になっているから」、この一言に尽きる。

新しい時代をつくって日本人皆の給料を上げる話をしたい。

日本人が豊かになる方法

給料は交渉する時代

先進国では7割以上の労働者が、自分の給料を上げてもらうよう、毎年経営者と交渉している。

一方、日本人労働者を対象としたある調査では、7割以上の人が「賃上げを求めたことはない」と回答している。

逆に言うと、自ら賃上げを求めたことのある人は日本では3割にも満たないのである。

いつのころからか、日本にはお金にガツガツしたり、口に出したりすることは「はしたない」と捉える風潮がある。

そのため、「自分の給料を上げてくれ」と交渉するのが苦手だったり、慣れていなかったりする。

また、日本人特有の奥ゆかしさも、給料交渉をためらわせる要素になっているのかもしれない。

しかし、給料交渉をすることは、どこの先進国でもごく普通に行われているグローバルスタンダードな行為である。

「恥ずかしいこと」でも「遠慮するべきもの」でもない。

日本人も海外同様に、積極的に給料交渉しないといけないのである。

あなたが待ち続けても、経営者が自発的に給料を上げてくれることも、政府が繰り出す何らかの政策が大当たりし、給料が自然に上がることも期待はできないのである。

給料を上げてくれないなら、すぐに転職をする

「給料交渉」というと、労働組合が中心となったデモやストライキなどの団体交渉を思い浮かべる人も少なくないと思うが、お勧めしたいのはそういうことではない。

やるべきなのは、経営者に給料に関するあなたの希望を伝えることである。

そして、その希望を実現するためには、あなたの仕事をどう変える必要があるのか、会社の戦略をどう変えるべきかを話し合うのである。

経営者と密なコミュニケーションをとれば、経営者が将来に向けてどのような経営戦略を考えているのかが明らかになる。

それを聞いて、いまの会社でも成長が期待できると判断できれば、続けて働くのが得策ということになる。

逆に「この会社では成長も期待できなければ、自分の希望もかなえてもらえない」と判断せざるを得ない場合は、何の躊躇もなく転職するべきである

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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この要約の著者

ITエンジニア。
大学卒業後、新卒でSIer企業(プライム上場)に入社。金融系の業務システム開発に従事。
2020年からライター活動開始。副業系・ビジネス系・自己啓発ジャンルを中心に電子書籍の代行執筆サービスを提供。
2023年より、Summary ONLINEにて書籍要約記事作成を担当(累計100記事以上)。「知る喜び、知識や経験の橋渡し」をモットーに執筆活動。

好きな本
『道は開ける(デール・カーネギー/創元社)』
『【スタンフォード式】世界一やさしい パラレルキャリアの育て方(江端浩人/かんき出版)』
『これはただの夏(燃え殻/新潮社)』

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