【テンプレート仕事術 ―日常業務の75%を自動化する】
インフォメーション
題名 | テンプレート仕事術 ―日常業務の75%を自動化する |
著者 | 信太 明 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
出版日 | 2010年4月16日 |
価格 | 1,650円(税込) |
ポイント
- 日本のビジネスパーソンの仕事効率は、実は世界的に見てもそれほど良いわけではない。
- 仕事をどんどんテンプレート化することで、仕事の効率を高めることができる!
- テンプレートとは、「鋳型」を意味する!
サマリー
はじめに
テンプレートとは、広辞苑によると「①型板・型紙」を筆頭に5つの意味が書かれている。
本書でご紹介するテンプレートのニュアンスとしては、最後に書かれている「⑤コンピューターのソフトウェアで、すぐ利用できるように設定済みのパターン」が一番近い。
「すぐ利用できるように設定済みのパターン」が、まさしく本書で述べたいテンプレートについて言い表している。
何事も、テンプレート化すれば、短時間で、正確に成し遂げることができる。
その結果、仕事もうまくいきプライベートも充実する。ひいては思い通りの人生を送ることができる。
テンプレートの仕事術を伝えていく。
なぜ仕事にテンプレート化が必要なのか?
テンプレートとは?テンプレート仕事術とは?
日本人の仕事には効率化の余地が沢山あると言われている。
日本のビジネスパーソンの仕事効率は、実は世界的に見てもそれほど良いわけではない。
日本生産性本部の「労働生産性の国際比較(2009年版)」によると、2008年度の日本の労働生産性(就業者1人あたりの名目付加価値)は約800万円で、先進7カ国で最下位、またOECD(経済開発協力機構)30カ国中では20位であった。
日本のビジネスパーソンの仕事効率がそれほど良くないということを表す、1つの事実ではないだろうか。
言い換えれば、効率化の余地がそれほど多いということである。
効率を極める
私が仕事をする上での基本方針は「仕事を極める」である。
沢山の仕事を短期間にこなすことで、生産性を向上させる。
効率化によって空いた時間を、新たに付加価値を生む仕事に費やすのである。
あるいは、心身のリフレッシュにあてる。
私のみならず、社員みながそうできるよう配慮するのが経営者である私の役割である。
それが、会社の成長を加速させる戦略であると確信している。
なので、「効率を極めるためには?」と日々頭をひねるのが私の習慣であった。
その解答として、私が推し進めているのが「テンプレート化」である。
仕事をどんどんテンプレート化することで、仕事の効率を高めることができるのである。