【会計知識ゼロでもインボイスのことがスッキリわかる!世界一わかりやすい!インボイス】
インフォメーション
題名 | 世界一わかりやすい!インボイス |
著者 | 永井圭介 |
出版社 | 高橋書店 |
出版日 | 2023年2月10日 |
価格 | 1,540円(税込) |
フリーランスもその取引先も!損しない方法を紹介
2023年に本格的に始まるインボイス(適格請求書保存方式)。
フリーランスだけでなく、その取引企業や、副業で収入を得るサラリーマンにも関係する新制度の概略とその対応法が、短時間でサクサク読める解説書。
引用:高橋書店
ポイント
- インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、2023年10月から開始。この制度における「インボイス」とは、条件を満たした「適格請求書」のことで、税務署にお墨付きを与えられているとも言える。
- 免税事業者は、「免税事業者のままでいる」か、「インボイス発行事業者になるために課税事業者になる」かどちらかになる。課税事業者になる場合は、本則課税か簡易課税かを選ぶ必要がある。また、制度開始から3年程度は2割特例という一般的に有利な方法を選択することもできる。
- 免税事業者と取引する課税事業者にも、インボイス制度は大きな影響を与える。仕入先が免税事業者のままだと、課税事業者は仕入税額控除が受けられなくなり、消費税分の負担増となってしまう。
サマリー
消費税のしくみ
消費税の益税
1989年に消費税が導入された。
本来なら、消費者が負担した消費税はもれなく国に納付されるはずである。
しかし政府は国民の反感を抑えるため、一部の小規模事業者を「免税事業者」とし、消費税の納税を免除。
つまり免税事業者は、消費者から受け取った消費税を利益にすることができた。これが「益税」である。
この益税をなくすのが、インボイス制度の本当のねらいである。
間接税と仕入税額控除
消費税は、支払う人と納める人が違う「間接税」である。
消費税を税務署に納めるのは、消費者から消費税を受け取った事業者である。
製品や部品を作った事業者であれば、材料などの仕入れにも消費税を払っている。
そこで、税が二重三重にかかることがないように、事業者が消費税を納める際には、仕入れで支払った消費税を差し引くというしくみになっている(仕入税額控除)。
インボイスってそもそも何?
インボイスは適格請求書
インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、2023年10月から開始。
この制度における「インボイス」とは、条件を満たした「適格請求書」のことで、税務署にお墨付きを与えられているとも言える。