【世界はこのままイスラーム化するのか】
インフォメーション
題名 | 世界はこのままイスラーム化するのか |
著者 | 島田裕巳 / 著 中田考 / 著 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2015年10月15日 |
価格 | 858円(税込) |
移民、難民、驚異の人口増加率で2030年世界1位になる。
なぜイスラーム教徒だけが増え続けるのか?
近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。
実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。
テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。
比較宗教学の島田裕巳が、日本屈指のイスラーム学者でかつムスリムの中田考と激論。
日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。
引用:幻冬舎
ポイント
- 今後、ビジネスやプライベートでもイスラームに関わる機会は多かれ少なかれ訪れると予想される。そんな未来に備える意味でも、イスラームの正しい理解を伝えていきたい
- イスラームが広がった地域の国々では、経済的にも力をつけ、世界にも大きな影響を与えている
サマリー
はじめに
世界のイスラーム化が進行していることをご存じだろうか。
日本人イスラーム教徒の数は多くても1万人程度と見込まれ、外国人イスラーム教徒を合わせても11万人程度と推定される。
これは人口の0.1%であり世界的に見ても圧倒的に少ない数字である。しかし世界では、2030年に21億9000万人に達し、世界人口の26.4%を占めるまでになるそうだ。
日本では、これから大幅な人口減少に直面していく。
「移民を積極的に受け入れていく」という方策が選択肢として浮上していくかもしれない。
その際、同じアジア圏のインドネシアやマレーシアなどからイスラーム教徒の移民を受け入れる可能性は十分にある。
今後、ビジネスやプライベートでもイスラームに関わる機会は多かれ少なかれ訪れると予想される。
そんな未来に備える意味でも、イスラームの正しい理解を伝えていきたい。