【レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則】

インフォメーション
題名 | レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則 |
著者 | 本田直之 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2007年5月28日 |
価格 | 792円(税込) |
1日24時間は誰にも平等なのに、こんな不平等が生まれるのは、時間の使い方が決定的に違うからだっ!
最小限の努力で最大の成果を上げる「時間投資」のノウハウを身につけて、あなたもキャリア&収入アップを果たそう。
引用:幻冬舎
ポイント
- いかにして時間に「レバレッジ」をかけるか?(時間の効率をあげていくか?)その答えは、「時間投資によって時間資産をつくる」ことである。「時間を投資する」とは、「仕組み」をつくるために時間を使うということだ。
- 時間投資の考え方に基づいた時間の使い方(レバレッジ・スケジューリング)の柱となるのは「俯瞰逆算スケジュール」「時間割」「タスクリスト」だ。
- 「少ない労力で多くの成果を」。時間にレバレッジをかけるという発想の根本は、「Doing More With Less」の精神にある。「ムダなことをしない」に加えて「自分でやらない」ことが大切だ。
サマリー
はじめに
「忙しくて、毎日がいっぱいいっぱい」
仕事に追われ、そう感じている人は少なくない。
その一方で、定時にきっちり仕事を終え、週末ごとに遊びに行ったりしながら、人並み以上の結果を残している人もいる。
この差は、どこにあるのだろうか?
それは、才能や努力ではなく、時間に対する考え方にある。
本書を読めば、時間を自由に使いこなすための方法論を学ぶことができる。
時間も「投資」で増やす時代
いかにして時間に「レバレッジ」をかけるか?(時間の効率をあげていくか?)
その答えは、「時間投資によって時間資産をつくる」ことである。
「時間を投資する」とは、「仕組み」をつくるために時間を使うということだ。
短時間で効率的に、同じだけの成果を上げるための仕組みづくりに時間を費やす。
最初は時間がかかるが、仕組み化したあとの作業は短縮され、その時間は複利的に増えていく。
時間資産を増やすうえで、もう1つ重要なのは「天引き貯金」の発想だ。
収入のうち、一定額をあらかじめ貯金に回すように、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」する。
すると、「締切効果」が生まれ、その時間内で成果を出すことを考えるようになり時間密度が高まるのだ。
成果はスケジューリングで決まる
時間投資の考え方に基づいた時間の使い方(レバレッジ・スケジューリング)の柱となるのは、以下の3つ。
俯瞰逆算スケジュール
俯瞰逆算スケジュールとは、文字通り全体を俯瞰し、ゴールから逆算して考えるスケジュールのことである。
スケジューリングに必要なのは、明確なゴール設定。
ゴールをスケジュールに書き込み、ゴールから逆算して今日何をすべきかを決める。
スケジュール管理に便利なのは、先々の予定を俯瞰して見ることができるカレンダーだ。
時間割
時間の使い方を、大きく「インプット」「アウトプット」「生活」「プライベート」の4つに分ける。
そして、1日の時間を30分〜1時間単位で、4つのカテゴリーに分類して記録する。
記録を続けると、自分の生活と仕事のパターンが見えてくるので、それを時間ごとにパターン化してしまう。
そうすることで、何をしているかわからない「不明時間」がなくなり、非生産的な時間をなくすことができる。
タスクリスト
スケジュールに書き込んだ予定を見ながら、設定したゴールをクリアするために今日何をすべきかを毎朝タスク化する。
タスクリストの作業は、5分程度で十分だ。
ここでは、俯瞰逆算した目標から、今日すべきことを時間割に配分するように考える。
限られた時間の中でやるべきことを取捨選択してリスト化することで集中力が増し、何をすべきか迷わなくなる。
この作業によってゴールに到達できるかが決まるので、重要な作業である。