【40歳を過ぎたら生きるのがラクになった アルテイシアの熟女入門】
インフォメーション
題名 | 40歳を過ぎたら生きるのがラクになった アルテイシアの熟女入門 |
著者 | アルテイシア |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2019年2月 |
価格 | 660円(税込) |
若さを失うのは確かに寂しい。
でも断然生きやすくなるのがJJ(=熟女)というお年頃!
おしゃれ、セックス、趣味、仕事等にまつわるゆるくて愉快なJJライフがぎっしり。
一方、女の人生をハードモードにする男尊女卑や容姿差別を笑いと共にぶった斬る。
「年を取るのが楽しみになった」「読むと元気になれる」爆笑エンパワメントエッセイ集。
引用:幻冬舎
ポイント
- 子どもの頃はおばさんというと「肝っ玉母さん、鋼のメンタルの持ち主」的なイメージがあったが、いざ自分がおばさんになると、思いのほか繊細で傷つきやすい。そんな私の熟女入門な日々を綴っていきたいと思う。
- 「キラキラしなくていい、みんなもっと横になろう」と提唱したい。
- 子どもたちにも「イヤなことされたら空気なんか読まなくていい。我慢せずに怒ればいい。まっとうに怒れるのは心が健康な証拠だから」と言いたい。
サマリー
真夏でもパンストのJJ(=熟女)が集まると、誰かの歯のかぶせがとれている
「もうおばさんだからさ〜」とおばさんを自称しつつ、他人からおばさんと呼ばれると自分でも驚くほどショックを受ける。
それが40歳という年齢だ。
子どもの頃はおばさんというと「肝っ玉母さん、鋼のメンタルの持ち主」的なイメージがあったが、いざ自分がおばさんになると、思いのほか繊細で傷つきやすい。
そんな私の熟女入門な日々を綴っていきたいと思う。
私の場合、38歳ぐらいで一気にきた。
「これが老い、か‥‥」とグラサンが吹っ飛ぶ勢いで、肉体の変化を実感したのだ。
まず地球の引力に引かれる人類として、皮や肉が一気に下降しはじめ、顔や体型が変わった。
また、ホットなJJあるあるは「歯の調子が悪い」だ。
JJ世代の女友達が集まると、つねに誰かのかぶせがとれている。
私の歯の調子も悪くなり、歯医者へ行くと「初期の歯周病です」と言われた。
歯周病は、進むと歯ぐきが痩せて腐って歯が抜けて最後は入れ歯になる、という歯医者の話を聞きながら「ラピュタは本当にあったんだ」という気分だった。
たしかに若さを失うのは寂しい。
でも自分1人老化するのは孤独だが、女友達もだいたい横並びで老化するので、実はそこまで寂しくないのだ。
それに意外と便利でもある。
17歳だったJKが40歳のJJとなり、40歳の地図もなく右往左往しがちだが、みんなで迷うのは案外悪くない。
地下鉄の窓に映る自分を見て「亡霊⁉」とギョッとするJJはつかれている
地下鉄の窓に映る自分を見て「亡霊⁉」とギョッとするJJ(熟女)は、通勤電車で立っているだけでやっとなのだ。
「仕事にプライベートに全力投球」とか言われても、全力投球すると肩を壊すし、ヘタしたら心臓発作で死ぬ。