【62歳の社長が23歳の新人社員と本気で対話したら、会社がスゴイことになった。】
インフォメーション
題名 | 62歳の社長が23歳の新人社員と本気で対話したら、会社がスゴイことになった。 |
著者 | 相川秀希 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2021年7月28日 |
価格 | 1,430円 |
◎早稲田塾創業者・相川秀希氏最新刊
◎すべての上司必読! 未来を担うZ世代の可能性を引き出せば、企業は利益を生み続ける!
「DX、何から手をつければいいのかわからない」
「リモートワークで部下がきちんと仕事をしているか不安」
「ヒット商品が出ない……。」
経営者世代が抱えるさまざまな難題を解決する突破口は
Z世代(デジタルネイティブ)との「世代間交流」にあった!
なぜ、Z世代との交流が企業に利益をもたらすのか?
彼ら彼女らの可能性を引き出し、「本気で対話」するためのアプローチ法とは?
経営者世代が鍛えておくべき「非認知スキル」とは?
著者とZ世代の新人社員による実際の「対話」を忠実に再現しながら、解き明かします。
引用:幻冬舎
ポイント
- Z世代は時間を凝縮する概念を持っていた。「今を最大化する」と言う価値観である。
- Z世代はその一瞬を大切にする傾向があるため、より「ジョブ型」の働き方を支持する人が多い。
- Z世代はアナログとデジタルを日常的に自然に使いこなす特性を持っている。
サマリー
経営者世代とZ世代とのギャップ
時間に対する両者の違い
Z世代と経営者世代では時の捉え方が違う。
2020年以降、コロナウイルスの影響によるコミュニケーション変化がそれらをより際立たせている。
例えば、移動が制限され、リモート勤務が促進されたことにより「本当に意味のある時間を過ごせているのか」という課題が生まれた。
それに対し、Z世代は時間を凝縮する概念を持っていた。具体的には「今を最大化する」と言う価値観である。
これは、一般的に経営者よりZ世代の方がSNSになじみがあることが要因だと考えられる。
SNSでその瞬間に感じたことを限られた文字数でできる限りそのまま投稿することがうまいZ世代には、目の前の物事を楽しむことがうまい。
「雑談」こそ、イノベーションの宝庫
リモート勤務によって効率化された部分は多い。
しかし、失われたものもある。その一つが「雑談」である。
雑談は業務に必要のないものではないか、と考える人もいるだろう。
特にその一瞬を重要視するZ世代にとっては、業務における雑談の大切さは伝わりづらい。
しかし、雑談にはイノベーションの種が埋まっている。
例えば、スティーブ・ジョブズは大学でカリグラフィ(文字を美しく見せる書法)を学んだことによって、後のマッキントッシュというパソコンを生み出している。
このカリグラフィは、ジョブズが大学中退後に、自分の興味のある講義だけを受講中に偶然出会った分野だった。
型にはめられたものの中ではなく、それ以外の余白にいろいろな可能性が眠っているのである。
雑談もそれと同じで、型にはまらない自由なコミュニケーションである。
さらに、雑談の内容はその人自身の興味関心から始まることが多い。
こうした要素が集まることによって、思わぬもの同士が組み合わさり、新しい価値が生まれることもある。