【読書という荒野】
インフォメーション
題名 | 読書という荒野 |
著者 | 見城 徹(けんじょう とおる) |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2018年6月6日 |
価格 | 1,540円 |
出版界の革命児による圧倒的読書論がここに誕生! 読書の量が人生を決める。
本を貪り読んで、苦しい現実を切り拓け。苦しくなければ、読書じゃない。
読書によって正確な言葉と自己検証はもたらされ、正確な言葉と自己検証によって深い思考が可能になる。
そして深い思考こそが、その人の人生を決める唯一のバックボーンになるのだ。
引用:幻冬舎
ポイント
- 人間を人間たらしめるのは言葉で、その言葉を獲得する方法こそが読書だ。言葉を持たない人間は動物となんら変わりはない。
- 旅ほど人生を改変するものはない。なぜなら、旅の本質は「自分の貨幣と言語が通用しない場所に行く」ことであり、必然的に自分と向き合わざるを得ないからだ。
- もし人間が死ななければ、今抱える多くの悩みは消えるだろう。だが死があるからこそ、何かを果たそうと今を全力で生きることができる。
サマリー
はじめに
読書とは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」だ
人間と動物の違いは「言葉を持っている」ことだ。
言葉を使って生や死について考え、相手に想いを伝える。
言葉を持たない人間は動物となんら変わりはない。
人間を人間たらしめるのは言葉で、その言葉を獲得する方法こそが読書なのである。
「自己検証」「自己険悪」「自己否定」
「自己検証」「自己険悪」「自己否定」の3つがなければ、人間は進歩しない。
それぞれ簡単に解説していく。
自己検証
自分の思考や行動を客観的に見直し、修正すること
自己険悪
自意識過剰さや自己顕示欲を恥じ、自分のずるさや狭量さ、怠惰さに苛立つこと
自己否定
自己満足を排し、成長していない自分や自分が拠って立つ場所を否定し、新たな自分を手に入れること
これらを忘れるようなことがあれば、生きている価値がないとさえ思う。
自分が自分であり続けるために、そういった感情を味わえるのが読書である。