【心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣】
インフォメーション
題名 | 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 |
著者 | 長谷部誠 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2011年3月16日 |
価格 | 1,430円(税込) |
136万部突破の国民的ベストセラーが文庫化!
所属チームで干されても腐らずにレギュラーを奪い返した。
ワールドカップ予選では、主将としてチームを束ね、本大会への切符をつかんだ。
結果を出し続ける長谷部誠だからこそ、多くの読者の胸をうつのである。
『心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、
常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。』
日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた男の実践的メンタルコントロール術。
長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。試合を決定するフリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。だが、彼はあらゆる指揮官に重宝される日本代表の中心人物だ。それに加え、浦和レッズではタイトルを総なめにし、移籍したドイツでは、クラブチームを初優勝に導いた。そして、記憶に新しいアジアカップでのチーム優勝……。彼は一体何を持っているというのか。それは、類まれなるメンタルコントロール力にある。心はよく「鍛える」「磨く」などと表現されるが、長谷部誠は違う。心を「整える」のだ。生活のリズム、睡眠、食事、そして、練習。日々の生活から、心に有害なことをしないように、少しでも乱れたら自分で整える。そうすることによって、いかなる試合でも、いかなる場面でも揺らぐことがなく、ピッチで力が発揮できるという。実践することはいたってシンプルながら、だからこそ、慌しい現代では意識をしないと難しいもの。力を抜いて無理なく自然体で行える姿は、まさに彼の心情が姿勢として表れている証明だろう。今最注目のアスリートのビジネスでも、スポーツでも、あらゆるシーンで応用できる新メンタルコントロール術!
引用:幻冬舎
ポイント
- 心やメンタルといった精神面は鍛えて強くなるものではなく、調整するものだ。心を整えるためには、整理整頓から始めるといい。
- 心を整えるには、自分の身体を整えないといけない。そのためには、良質な睡眠は不可欠だといえる。
サマリー
はじめに~心は磨くものではなく、整えるもの~
一般的に、心やメンタルといった精神面は鍛えて強くなるものと思われがちだ。
しかし、著者の長谷部氏は、「鍛えて強くなるものではなく、調整するものだ」と言っている。
常に安定した心を持っていれば、普段以上のパフォーマンスができ、何事にも動じない状態でいることができる。
イライラしなくなったり、小さなことで悩まなくなったり、心にとっての負担を減らすことができる。
「心をメンテナンス」することは意外と難しい。
日中はメールやLINEが頻繁に届いてスマホ画面を見ない時間が無かったり、家事や育児に追われて一息つく暇がない人がほとんどだ。
インターネットやSNSが普及して、一人でいても一人でいるような気がしないのが現代の世の中だ。
ふと時間ができたときに「何していいのか分からない」と思ったことがある人は、少なくないはずだ。
目の前に転がってきたチャンスを掴むためには、普段から心を整えて準備しておく必要がある。
日々の心のメンテナンスを意識することで、人生はもっと豊かになるのだ。