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【残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法】

インフォメーション

題名 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
著者 橘玲
出版社 幻冬舎
出版日 2010年9月
価格 1,650円(税込)

気がつけば世界は、とてつもなく残酷。しかしいくら自己啓発書を読んでも結局は役に立たない。必要なのは「伽藍を捨ててバザールに向かえ! 恐竜の尻尾のなかに頭を探せ!」ということだ!!

引用:幻冬舎

ポイント

  • 停滞と貧困が日本社会に影を落とす2010年、経済評論家・勝間和代と、精神科医・香山リカのバトルが社会現象になった。

  • 向いてることは好きなこと、それが何であれ、好きなことの専門家になればいいのである。だが、この「好きを仕事に」にも落とし穴があるのだ。

  • あらゆる市場にニッチがある。そこには、カッコイイとか好きとかの感覚を共有する人たちが集まり、それを上手にビジネス化することで「好きを仕事に」することができるのだ。

サマリー

はじめに

この世界が残酷だということを僕は知っていた。

この国には、大学を卒業しても就職できず、契約やアルバイトをしながら、ネットカフェでその日暮らしを続ける多くの若者たちがいる。

小学生がイジメで自ら生命を絶つかたわらで、「品格」を説く老人たちは、日本国の莫大な借金に怯え、年金を払えと大合唱しているのだ。

いまや誰もが言い知れぬ不安を抱え、希望は永遠に失われたままである。

グローバルな能力主義の時代を生き延びる方法として、自己啓発がブームになっているが、能力の開発によって、本当にすべての人が救われるのだろうか。

ゼロ年代のカリスマ

停滞と貧困が日本社会に影を落とす2010年、経済評論家・勝間和代と、精神科医・香山リカのバトルが社会現象になった。

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