【イベルメクチン :新型コロナ治療の救世主になり得るのか】
インフォメーション
題名 | イベルメクチン :新型コロナ治療の救世主になり得るのか |
著者 | 大村 智 |
出版社 | 河出書房新社 |
出版日 | 2021年12月 |
価格 | 935円(税込) |
イベルメクチンはどのような薬なのか? そして新型コロナ治療・予防薬としての効果はあるのか? 世界で進む治験や使用状況を、大村氏を中心に科学者やジャーナリストが徹底解説!
引用:河出書房新社
ポイント
- イベルメクチンは1981年に動物薬として販売が始まり、3年後から20年以上も世界の動物薬の中で売上ナンバーワンを維持し続けている。
- イベルメクチンは今世紀に入ってから寄生虫だけでなく、ウイルスの増殖抑制効果、さらにはガンにも効果があるという話にもなり、新しい活性が次々と見つかってきている。
- イベルメクチンの新型コロナに対する効果は、前代未聞と言えるほど、多数の国から多数の肯定的な臨床成績が示されている。
サマリー
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月末、中国武漢市で最初の症状報告があり、有効な治療法もないまま、急速に感染拡大していった。
わずか2ヶ月後、中国の患者8万人に加えて53か国で5300人が感染、全世界で3000人を超える死亡者が記録されたのだ。
その後も感染拡大は止まらず、2021年11月10日の時点で世界224か国地域に拡大、累計感染者総数は2億5000万人以上、死者は500万人以上に達し、今もなお収束に至っていない。
この猛威を振るう感染症に対し、イベルメクチンが救世主になり得ることを示す、多数の臨床試験結果や、それらの結果を統計的に分析した報告が発表されている。
この報告に世界各国で次々と臨床試験が行われたが、イベルメクチンを新型コロナの治療薬として、医薬品の規制当局が承認すべきか否かの論議がなされているところである。
古くて新しいイベルメクチン物語
始まりは優れた動物薬
イベルメクチンは1981年に動物薬として販売が始まり、3年後から20年以上も世界の動物薬の中で売上ナンバーワンを維持し続けている。