【バビロンの大金持ち】

インフォメーション
題名 | バビロンの大金持ち |
著者 | ジョージ・S・クレイソン 著 楡井 浩一 訳 |
出版社 | 河出書房新社 |
出版日 | 2018年8月 |
価格 | 880円(税込) |
世界中で読み継がれてきた物語仕立ての成功哲学書の原点、待望の文庫化! 読む度に新たな気づきがある。お金を「貯める」「増やす」「守る」ための、基本的な方法を知りたい人へ。
引用:河出書房新社
ポイント
- 財布に流れ込んできた銅貨10枚につき、使うのは9枚までとすること。そうすれば、あなたの財布はたちどころに太り始め、増え続けるその重みは手に愉楽を、魂に満悦をもたらすであろう。
- 健全なる投資の第一の鉄則は、元本を確保することである。
- 「なんとなく金持ちになりたい」と願う人は、目的意識を欠いている。
サマリー
はじめに
国が栄えるには、国民ひとりひとりが富み栄えなくてはならない。
この本のテーマは、わたしたち個々人の経済的成功にある。
成功とは、わたしたち自身の努力と能力の成果として得られる実入りを意味する。
しかるべき準備こそが、成功への鍵。
人は頭で考えている事以上に賢明な行動はとれないし、頭で理解していること以上に賢明なことは考えられないものである。
”痩せた財布”を肥やすための極意を説いたこの本は、”天下の回りもの”であるお金の回りかたを理解するための指南書として読まれてきた。
それこそが本書の目的なのである。
財布を太らせる七つの極意
まずは財布を太らせよ
財布に流れ込んできた銅貨10枚につき、使うのは9枚までとすること。
あなたの財布はたちどころに太り始め、増え続けるその重みは手に愉楽を、魂に満悦をもたらすであろう。
この忠告を、あまりに素朴だからといってあなどってはならない。
真理は常に素朴なものである。
稼ぎの十分の九までしか使わないようにしたというのに、わたくしの暮らし向きは少しも悪くはならなかった。
お金に窮するということもない。
それどころか、以前より楽にお金が流れ込むようになった。
稼ぎの一部を使わず手もとに留め置く物は、富を引き寄せると定められているようである。
同じ理屈で、空っぽの財布を持つ物は富を遠ざける。
あなたが財布から出す金は、今現在をあながう。
あなたが財布に残す金は、未来をあながう。