【とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ】
インフォメーション
題名 | とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ |
著者 | コーディー・キャシディー /ポール・ドハティー /梶山 あゆみ |
出版社 | 河出書房新社 |
出版日 | 2018年6月 |
価格 | 1,760円(税込) |
飛行機の窓が割れたら? ブラックホールに身を投げたら? そのとき、人はどう死ぬのか? 45の「死に方のシナリオ」を科学で読み解く、世にも不謹慎で真面目な驚きいっぱいの思考実験。
飛行機の窓が割れたら? ブラックホールに身を投げたら?
45の「死に方のシナリオ」を科学で読み解く思考実験の本が刊行!
45の「死に方のシナリオ」を科学で読み解く、
世にも不謹慎で真面目な驚きいっぱいの思考実験。
引用:河出書房新社
ポイント
- 近代的な旅客機で旅をしたことがあるだろうか。高度10000メートルで横の窓が割れてしまったら、機内の気圧はみるみる下がり、いくつかの厄介な事態につながる。
- 「もしエレベーターのケーブルが切れたら、ぺちゃんこに潰れて悲しい最期を遂げる」、そう思うのも無理はない、過去に一度だけエレベーターの事故が起きているのだ。
- アメリカの天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンによれば、宇宙で最も華々しい死に方は、ブラックホールに飛び込むことである。
サマリー
はじめに
ここだけの話、誰かの死亡記事を読んでいると、途中を飛ばして死因を知りたくなってしまう。
しかし、ちゃんとした説明もなく「不慮の事故」といった曖昧な記述で片付けられてしまうと、なんだかモヤモヤするのだ。
仮に死因が書かれていて、思わず身を乗り出すような事実、たとえば「巨大磁石によって非業の死を遂げた」と明かされていても、「なぜ磁石で命を落としたのか」という、一番肝心なところに触れてはくれないのである。
だから私は、死亡記事で教えてくれないことを本書で明らかにするのだ。
こういう気持ち悪い世界に分けていってみると、思いがけず医学や科学をかじることもできるし、緊急事態にどうすればいいかわかるようになる。
旅客機に乗っていて窓が割れたら
近代的な旅客機で旅をしたことがあるだろうか。
「もしこの窓が割れたらどうなるだろう」と不安に駆られたこともあるはずだ。
その答えは飛んでいる高さにもよるが、離陸から数分ぐらいで、高度がそれほどでもなければ、気絶するまで30分は息をしていられるし、多少寒いだろうが、気圧差もあまりないので外に吸いだされる心配もない。