【売上が上がるフロントオフィスの設計図】
インフォメーション
題名 | 売上が上がるフロントオフィスの設計図 |
著者 | 本間卓哉 |
出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
出版日 | 2022年08月 |
価格 | 1,848円(税込) |
あなたの会社の営業活動・営業環境で「ムダ」と感じる部分、ありませんか?
たとえば、名刺やリード情報はもらって終わり……。
見込み客はメモと頭の中だけにしかなくて追い漏れ……。
失注顧客はあっさり捨てて、今日も新規開拓ばかりで消耗……。
こうした「ムダ」は、そこらじゅうにあります。
本書は、バックオフィス(管理系の部門)に対して、フロントオフィス=「実際の営業・販売を担い、稼ぐ部門」の改革が中心テーマ。
ITを駆使した「営業の仕組み化」で、非効率な営業活動・営業環境をいかに効率化するかを解説します。
特に、日本の多くの中小企業のフロントオフィスでは、ITによる効率化がなされておらず、2020年代でもまだ「勘と手作業と非効率」が支配してしまっているのです。
▼「ムダ」だらけの営業を最速で仕組み化!
業績不振にあえぐ会社の社内を見渡してみると、問題の根っこが
「旧態依然とした営業手法」にあるケースが非常に多いのです。
具体的には、営業スタッフ個人の勘や経験頼りになっていて、必要な情報の集約や管理ができていないケースが多く見られます。
たとえば、みなさんは営業に対して、次のようなことで「なんだかモヤモヤする」ことはないでしょうか?
*見込み客(リード)の獲得から契約、会計に至るまでの一連のプロセスが、数値化・可視化されていない。
*その案件が本当に受注できそうなのか、「確度」がわからない。
*受注まであといくつのステップを要するのか不明で、売上の見込みが立てられない。
*経営者がしびれを切らして「あの件、うまくいってるのか?」
と営業スタッフに問いただしても、要領を得ない返答に終始する。
*満を持して、営業支援ツールを導入したこともあったものの、現場の営業スタッフも営業マネジャーも使いこなせず、いつしか「宝の持ち腐れ」状態に。
*デジタルマーケティングのプロに相談したこともあるけど、話が難しくて……。
IT顧問として、中小企業の現場でさまざまなITツールの導入を助け、自らも経営者として活躍する著者の本間卓哉氏。
ロングセラー『売上が上がるバックオフィス最適化マップ』の書き手でもある著者が、経営者や営業担当役員などに向けて「営業DXを実現する方法」を解説。
自社の事例も含め、豊富な実例なども織り交ぜつつ、「考え方」と「具体的な方法論」を、わかりやすく解きほぐします。
ポイント
- 業務成績が悪く、業績不振に苦しむ会社の問題点として、「営業の仕組みが足りていない」ことや、「フロントオフィス全体の設計図がない」などが指摘される。
- 営業を仕組み化することによって、どんなメリットがあるのだろうか。結論からいうと、「見込み客を大切にできる」ことである。
- 新規顧客の獲得に動く企業をみていると、「見込み管理ができていない」ことが共通している。
サマリー
経営戦略としての「フロントオフィス」の設計
営業の仕組みが足りていない
業務成績が悪く、業績不振に苦しむ会社の問題点として、「営業の仕組みが足りていない」ことや、「フロントオフィス全体の設計図がない」ことなどが指摘される。
大企業をはじめ中小企業でも、営業に強みをもつ会社や、ITに苦手意識をもたない会社などは、いち早く営業の仕組み化を進めているのだ。
営業支援ツールを導入して、電話をかける頻度やアポの回数をKPI(重要業績評価指標)で細かく設定。
営業プロセスを可視化して、見込み客を漏らさず追いかけているのである。
だが、残念ながら、多くの中小企業では、せっかくの見込み客を後追いしないで放置し、効率よく売上につなげることができていない。
それでも、「営業というのは、こういうものだから」と、改革する必要すら感じていない企業が多いのだ。
旧態依然とした営業スタイルのせいで、営業スタッフは消耗し、人も定着せず、売上も伸びないので会社も儲からない。
このような悪循環がはびこっているのである。
仕組み化することのメリット
では、営業を仕組み化することによって、どんなメリットがあるのだろうか。
結論からいうと、「見込み客を大切にできる」ことである。