【売上が上がるバックオフィス最適化マップ】
インフォメーション
題名 | 売上が上がるバックオフィス最適化マップ |
著者 | 本間卓哉 |
出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
出版日 | 2020年7月 |
価格 | 1,848円(税込) |
日常の仕事の中で「ムダ」と感じる業務、ありませんか?
たとえば、Excelに手で打ち込んだ経費精算の書類をプリントアウトしてハンコ押して出して、それを経理が目で見て領収書と突き合わせて入力してダブルチェックで確認して……このような「ムダ」は、そこら中にあります。本書は、総務・経理などの個別の業務ではなく、そうした部門が関わる会社全体の業務(バックオフィス)の最適化の方法を「経営戦略」としてお伝えするのが目的です。
特に、ペーパーレス化、テレワーク体制など、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組みたい方々に適しています。
▼ITを最大限に活かす、本当に使える「業務最適化の地図」の描き方
近年、ITによるバックオフィスの最適化を考える企業は増えてきました。たとえば、「ITサービスの導入による、人間が手作業で行ってきた事務作業の省力化・自動化」「グループウェアやチャットツールによる、情報共有やコミュニケーションの活性化」といった試みです。しかし、そうしたことに手を付けてみたものの、なかなかうまくいかない会社も多いのが実際です。しかも現在、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行などを受けて、多くの会社では仕組みやツールが整っていない状態であってもテレワークなどを余儀なくされ、こうした問題は経営戦略上でも「喫緊の課題」となってきました。
▼業務フローは「会計」までの流れを意識するとうまくいく
本書では、そうした現状に対して、経営の視点でどう対応していくべきかを、わかりやすく解説します。重要なのは、業務フローを考えるとき、会社のすべての情報が行き着く先である「会計」から逆算して考えるということです。もちろん、ただ単に「ITを活用してより便利にします」ではなく、多くの経営者にとって気になるポイントである「売上を上げる」という点を重視。正しいIT投資によって「売上アップ」と「効率化」を両立させる方法を教えます。
ポイント
- バックオフィスとは、総務や経理など、直接顧客と接しない職種や業務のことであり、本書が目指す「最適化」は社内全体の業務におけるものである。
- バックオフィス最適化のために必要な社内インフラ整備や、ITツールの導入費用は、売上や利益を上げるための「投資」であるということ。
- ITシステム導入は「会計」から逆算するとうまくいく
サマリー
はじめに
バックオフィスとは、総務や経理など、直接顧客と接しない職種や業務のことであり、本書が目指す「最適化」は社内全体の業務におけるものである。
近年、ITによるバックオフィス最適化を考える企業は増えている。
例えば、
・人が手作業で行ってきた事務作業を、ITサービスの導入により省力・自動化
・チャットツールなどによる、情報共有やコミュニケーションの活性化
ITを活用すると、社内コミュニケーション手段の構築や、テレワークの実現などによって、バックオフィスだけでなく、販売や営業といった、顧客と直接接する「フロントオフィス」業務にも、よい影響を与えるのだ。
しかしながら、ITで代替できる作業に、多大な労力と時間を費やしている企業がたくさんある。
さらに、経営者が「ITシステムを活用して問題を解決したい」と考えているのに、ITを活用・導入できる人材が社内にいないケースも多いのだ。
本書を通して、ITには強くないが、ビジネス書をよく読まれる経営者の方に、IT活用の重要性や、導入を助ける専門家の存在を知っていただければ幸いである。