【「アタマのやわらかさ」の原理。 クリエイティブな人たちは実は編集している】
インフォメーション
題名 | 「アタマのやわらかさ」の原理。 クリエイティブな人たちは実は編集している |
著者 | 松永 光弘 |
出版社 | インプレス |
出版日 | 2018年10月19日 |
価格 | 1,650円(税込) |
「アタマのやわらかさ」ってなんだろう?
クリエイターたちの柔軟で創造的な思考には、じつは共通点があります。
それは「ひらめき」ではなく、「発見」を重視していること。
そして、その発見のために、アタマのなかでたえず行われているのが情報の「編集」です。
編集的に物事をとらえ、編集的に解釈するからこそ、彼らはものの価値や意味を「ふつうではないもの」に変えることができるのです──。
数々の名だたるスタークリエイターたちの本を、15年にわたって手がけてきた広告・デザイン本編集の第一人者が、クリエイティブな思考のメカニズムを読み解いた1冊。
引用:インプレス
ポイント
- アタマがやわらかい人に共通することは、対象となる物事だけをじっと見つめていくのではなく、さまざまな視点から見つめ、とらえ方を変えてることだ
- よく知らない情報は、創造的な思考には上手く使えないので、「調べればわかる」情報ではなく、「調べずにわかる知識」を蓄えておく必要がある
- 常識を疑い「自由になる」には、もとの組み合わせを変える必要がある
サマリー
「アタマのやわらかさ」の基本形
ありふれたもののとらえ方をやめて、ちょっと変わった新しいとらえ方(新しい問いかけ)ができれば、暮らしや仕事などの可能性は大きく広がる。
その変化を生みだすエンジンが、ここでいう「アタマのやわらかさ」である。
イメージとして、コロンブスの卵の話のように、常識にとらわれない人が「アタマがやわらかい」と評価される。
ものわかりのいい人、順応力の高い人のこともそういう。
彼らに共通しているのは、「視点」(切り口・アングル)で考えること。
対象となる物事だけをじっと見つめていくのではなく、さまざまな視点から見つめ、とらえ方を変えて「新しい価値」を見つけている。
「さまざまな視点から見る」というのは、「さまざまなものとの組み合わせのなかで考える」ということ。
必ずしも最初の思いつきから「やわらかい」わけではない。
いちど物事を受けとめて思いついたものを吟味して、必要に応じて考えなおすからこそ、コンスタントに「アタマがやわらかい」のである。